KEMURI 20th Anniversary Tour 「F」 Final Series 2016.01.30 ZEPP TOKYO

「白いばら」では、急逝した森村亮介(Trumpet)が映し出され、優しくも美しく力強い音が響き渡り、アンセム曲「PMA(Positive Mental Attitude)」では会場中が大合唱で包まれた。平谷庄至(Drums)からのカウントで始まった「Workin’ Dayz」は、KEMURIが初めて制作したMVであり、歴史をなぞるように組み込まれた本編は、大円団で幕を閉じた。
アンコールで迎えられ、KEMURIが初夏にシングル(タイトル未定)、伊藤ふみお(Vo)が春にソロアルバム(タイトル未定)をリリースすることが発表され、更にはKEMURIのツアーも予定されていることを告げると大きな拍手が向けられた。

初期の名曲「Rainy Saturday」、田中‘T’幸彦(Guitar)のカッティングから始まる「Ato-Ichinen」では、伊藤ふみお(Vocal)の呼びかけに2階席も総立ちとなり、袖で見守っていたKenKenも飛び入りしてのステージは、21年目の扉を開ける最高のステージとなった。
必ず笑顔になれるKEMURIの音楽とライブ。今年も、その体験が出来る活動が用意されていることに、心から感謝したい。我々はいつだって、KEMURIの音楽を浴びていたいのだ。


取材:2016.01.30
テキスト:Atsushi Tsuji(辻 敦志) @classic0330
撮影:Wataru Umeda

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