金木 和也 インタビュー

—ロック感があるし、スモークの使い方もカッコ良いし、反応は上々じゃないですか?

金木:そうですね。今回、「ピンクじゃなくても」という映像グループに直々にお願いしたんですけど、すごいセンスが良くって。あの煙のアイディアはいただきましたね。

—今回のPVをご依頼するにあたって、イメージやテーマはどう伝えられたんですか?

金木:まず、ロックというのは一番大きなテーマに持ってきていて。あと、今までの2作は…可愛いんですよね(笑)。もちろん、そういう金木和也もいるんですけど、今回はもっとクールなものにしたくて。で、俺タバコを吸うんですけど、それすら意外らしくて。まあ、やっぱ可愛いPVだから(笑)。

—確かにイメージなかったですね(笑)。

金木:いろんな人に「あ、金木さんタバコ吸うんですね」って言われたり、ミュージシャンとかにも楽屋で「タバコ吸うんや」ってめっちゃめちゃ言われるのがもう面倒くさくて、タバコ吸ってるイメージをつけたいというのがありました(笑)。

—加えてダンスも初披露されてます。

金木:直前に決まって。

—マジですか!

金木:「明日、振付師さん呼んどくから!」って言われて(笑)。マジか!ってなって、その夜ホテルで色んなダンスの映像を見て練習しましたね。

—ぶっちゃけ、編集で別人なのかって(笑)。

金木:めっちゃ言われます(笑)。全身が引きで写ってるシーンあるんですけど、そこ止めて画像明るくしたら、顔が映ると思います(笑)。3カット位あって、全部1回しか踊っていないんですね。俺としては大丈夫?ってなったんですけど、出来上がったの見て、俺カッコよく踊れてるって(笑)。

—一発でOKじゃないですか!

金木:そうですね。当日、初めて振付を知ったんでめっちゃ練習しましたから(笑)。最初はゆっくりフリを覚えて、曲に合わせようってなったら、自分の曲なんですけどすっごい速さで(笑)。大変だったんですけど、ちょっと踊れるとすごく楽しくなっちゃって、またやりたいですね。

—ワンマンライブでやってくれるかなという期待がありますね(笑)。

金木:それねぇ(笑)。PVをアップした時にめっちゃリプライきました(笑)。ステップじゃないですか。ワンマンでステージ高いところは見えないと思うんですよね。

—いや、阿倍野は大丈夫だと思います(笑)。

金木:やっぱやるべきなんですかね(笑)。

—これまでのファンの方だったら「この引き出しを出してくれた」ってわかりますけど、初めて見る人からしたら「あ、こういうことがあるんだ」ってなるじゃないですか。しかも、それが『大人』で変化させた魅力の1つ、武器の1つになっているわけですし。

金木:なるほど!(笑)。確かに、あの曲で踊らなかったらちょっとショックですよね(笑)。じゃあ、もう一回練習しておきます!(笑)。

—まあ、でもそれくらい変化への前反応が良かったわけですから。ちなみにタイトルを『大人』とする前に「がらんどう」がリードに決まったとのことですが、それからどう言った経緯でタイトルを決めて行ったんですか?

金木:「そっと大人に」も、早い段階で入れたいってなって。これもセカンド・リードとしてPVをアップするんですけど、内容がワンカットでカメラを回し続けて、良いところがあったら使おうくらいだったんですけど、結局、まるまる使うことになったものになっています。そのリード二つに共通するワードが”大人”だったんです。今回でいえばその二つがアルバムの巨塔になっています。

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