J LIVE TOUR 2018 -rise above- FINAL

Jがソロ活動を始め、21年も経過しているにもかかわらず、不思議とどの楽曲を浴びせられても、その楽曲の”年代”みたいなものを感じさせない。例えば本日のセットリストに並ぶ『PYROMANIA』と『Now And Forever』では、発表された時期の開きは大きい。しかし、『PYROMANIA』に”懐かしさ”や”哀愁”なんてあるわけもなく、あくまで『J LIVE TOUR 2018 -rise above-』のツアーの為に選ばれた楽曲であるということ。要は彼がツアーを行う度に、楽曲を通して今の等身大の自分を放つ以上、そのどれもが最新であるということだ。

ライヴの中、Jはソロを始めて21年経ってもなお「行ってみたい場所、見てみたい景色、触れてみたい物、感じてみたい物がたくさんある」と話す。
それは、今も昔も変わらないJの原動力となっている欲求であると同時に、彼が鳴らすロックという音楽には”色褪せる”という言葉が皆無である理由だと、改めて思い知らされる。
アンコールの最後に「最後の曲でみんなと高みに昇って行きたいと思います。あの空のように」と送られた『Endless sky』には、そんな想いも乗せられていた気がした。

新たなアルバムが制作中であること、そして年末の恒例となった『J 2018 放火魔大暴年会』も発表された。
このツアーで着実に手にしてきた高みから、さらにその上を目指していくJの楽曲とライヴに期待が高まる。


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