MUCC、サイコ・ル・シェイム、Waiveによるイベント「MUD FRIENDS 2000~2018」歓喜の最終日をレポート!

大トリを務めたのはPsycho le Cému。「5年前、5人は伝説のドラゴンに敗れた、そして今日は5人が再開する日…」というナレーションに乗せ、ライブはスタート。コンセプトに基づいた物語のキャラクターとして、メンバーが一人一人紹介されながら登場。前説で振り付けを練習した「JUNGLE×JUNGLE」に始まり、ダンスと歌と演奏とが混ざり合うファンタジックなステージングを展開。メジャーデビュー曲「愛の唄」からポップナンバーの「STAR TRAIN」へと繋げた後のMCで、「MUCC、Waiveを特別な関係だと思っています」「Psycho le Cémuもいろいろあったけど、(2バンドが)近くにあり続けてくれていたことで、ステージに戻ってくることができた」と語ったseek(Ba)。「バンドを続けていくので、皆もバンギャル続けてくださいよ!」と呼び掛けると会場は沸き立った。そう、支えるファンが存在しなければ、シーンは存続しないのである。はちゃめちゃな楽しさの果てに、「皆の未来と僕らの夢に」とのDAISHI(Vo)の真剣な語りに続き「REMEMBRANCE」を披露。気迫に満ちたパフォーマンスで締め括り、ステージを去った。

最後に3バンド13人が4公演中初めて一堂に会し、賑やかにトーク。Waiveを代表して杉本は、「同期に近いバンドで一番好きな2バンド。また全員集まるには活動が潤滑に進まないと。そのためには……(笑)」とこの日何度目かの4月30日(火)のワンマンへのお誘いを繰り返し、笑わせた。「このイベントが決まる10年前からseekと電話で話していて、やっと去年から実現に向けて動き出して。こんな癖が強いバンドが集まって、胸を張れることだと思っています。V系シーンでも我々世代が最強なんじゃないかと。終わって寂しいというより、『またできる』という確信が持てた」と、MUCCからはYUKKEが。seekも再度「出会った頃は、まずこの2バンドを蹴散らさないと上に行かれへんと思ってた。18年経つと、その感情は残ってるけど、ずっとMUCCとWaiveがいたから諦めずに続けてこられた」と感慨深げだった。ほぼ裸で全身赤塗りのいでたちだったseekに、ここで逹瑯が「今どういう格好してるか忘れてたでしょ?」と突っ込み。杉本が「ええ話してたやん!」とフォローする、という3バンドの掛け合いも楽しく和気藹々。全員揃っての写真撮影でイベントは幕を閉じた。

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