ついに開幕!!豪華ゲストが続々登場 第33回東京国際映画祭 オープニングセレモニー

第33回東京国際映画祭

©2020 TIFF

フェスティバル・アンバサダーを務める役所広司もラインナップ記者会見に引き続き祝福に駆け付けた。「ロバート・デ・ニーロさんみたいに短くコメントができれば良いのですが…」と前置きし、「今回の映画祭の開催はこれまでとは異なる形ですので、実行委員の皆様はとても苦労されたかと思います。いよいよ今日から始まります映画祭、観客の皆様を頑張っていきたいと思います。メディアの皆様もどうぞよろしくお願いします!」と“映画祭の顔”らしく堂々と挨拶。今年は例年とは違い、観客が良かった映画を自ら選ぶ「観客賞」が選出されることに対し、映画を観る時に大事にしている視点を問われた役所は「観客が映画を評価するのは一番正しいこと。でも世界中の映画人が人生をかけて作った作品を評価するのには責任を感じてしまいますね。素直に心を動かされた作品に投票することが大事だと思います。観客の皆さんが重要な役割を担うというのは映画祭の熱気につながると思うので、とてもいいことですよね。映画産業を盛り上げる賞になるのではないかな」と期待を寄せた。

第33回東京国際映画祭

©2020 TIFF

日本映画界のいまを写し出す「Japan Now部門特集」からは深田晃司監督が森崎ウィン、筒井真理子と共に登場。部門の選出について深田監督は「本当に驚きました。自分にはまだ特集組んでもらえるようなキャリアはないと思っていたので。しかし2010年に『歓待』という作品で賞をいただいてからちょうど10年なので、もっとがんばれと叱咤激励を受けたと思っています。今回上映される作品は2005年に自分が初めて人のお金で製作した『ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より』という映画や、『東京人間喜劇』という自主映画もある。僕の映画を全く観たことない人に入門編として見てもらえたら嬉しいです」とコメント。

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