H ZETTRIO今年初の有観客ライブin大阪兵庫ライブレポート、来月続けて4/1(木)京都、4/3(土)大阪、4/4(日)奈良ショートツアー公演へ

笑って踊れるピアノトリオH ZETTRIO(エイチゼットリオ)が「H ZETTRIO FOR ALL, H ZETTRIO FOR ONE」と題して3/6(土)大阪ラブリーホール・大ホール、3/7(日)兵庫ライフピアいちじま・大ホールにて自身今年初めてとなる有観客ライブを行った。いずれもソーシャルディスタンスを保ち収容人数約半数の座席数での開催となったが両公演とも大盛況だった。本日はそのライブレポートをお届けする。

3/6(土)ラブリーホールは半数の制限座席数ではあるが満席となり、ステージには衣装デザインをモチーフにした新しい3本のドロップが飾られていた。メンバー3人が登場し1曲目の「Lovely」が始まると歓声は出せないものの大きな拍手が鳴り響いた。2曲目の「HAVE A NICE DAY!」ではまだ序盤にもかかわらず3人それぞれがアドリブソロを激しく展開しボルテージはいやがうえにも高まった。3/1(月)にリリースされたばかりの新曲「MOCHI」が披露されMCへ。ベーシストのH ZETT NIRE(エイチ・ゼット・ニレ)が無類の「餅」好きとのことで、今年初めての有観客ライブを楽しみにしていたことに加えて「今日は餅のように粘り強い演奏で頑張ります」と言って笑いをとった。

「Happy Saturday Night」ではキーボードの音色を多用したり、「世界は廻るよ」ではショルキーに持ち替えステージを動き回ったり、「炎のランニング」では目にも留まらぬ速さで鍵盤さばきを披露した。

「KARATE FUNK」や「祭りじゃ」「Beautiful Flight」など後半に進むにつれて3人のアドリブは自由自在に放たれ、本編最後の「みんなのチカラ」では自己紹介を間に挟みつつ演奏を続けるなどして最初から最後まで観客を楽しませていた。まるで音の魔術師とは彼らのことを言うのだと思うほど即興のアレンジ力・演奏力に酔いしれた。

アンコールの最後に「抹茶ボーイズです」と一言笑いを取りつつ「ALL FOR ONE」を披露。力強さと美しさを併せ持つ彼ら独特のメロディーがホールに鳴り響き、この日のコンサートは幕を閉じた。


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