ちゃんみな、横浜アリーナで自身最大規模のワンマンライブ「AREA OF DIAMOND」を開催! 総勢34名のダンサーと共に24曲を披露、妖艶かつエネルギッシュなパフォーマンスで満員の観客を魅了

ちゃんみなが3月21日(火・祝)、横浜アリーナにて、自身初の単独アリーナ公演『AREA OF DIAMOND』を開催した。以下、その様子をレポートする。

客電が落ちると、会場には教会音楽を思わせるBGMが流れ、ステージからフロアに向けて放たれる照明の影で、ステージ上に巨大なオブジェがあるのがぼんやりと見える。ややあってステージが照らされると、そこには2人のバイオリニストが。その奥には3段に組まれた岩場のセットと、中央に設置された高さ3.6メートル幅5.4メートルの巨大なダイヤモンドのオブジェがそびえ立っている。バイオリンがしめやかな演奏を始め、フロア後方からは白い修道服に身を包んだ聖歌隊がそろそろと登場してステージへと向かう。

厳かな演出の中、ドラムやギター、聖歌隊のコーラスなどがバイオリンに重なり、徐々にフロアのムードがドラマチックに膨れ上がっていく。ステージには34名もの聖歌隊が上がって群衆となった。ダイヤのオブジェは光り輝き、その上に、まるで聖火台に炎が灯るように、銀色に輝くフード付きの衣装に身を包んだちゃんみなが登場し、「PAIN IS BEAUTY」を歌い出す。満員の横浜アリーナには割れんばかりの大歓声が響き渡った。

2曲目の「KING」でちゃんみながステージに降り、フードを外して顔を見せると、フロアの熱はさらに高まる。衣装を脱ぎ、アイシーなドレス姿になって「FXXKER」「I’m a Pop」「Picky」とたたみかけると、早くもフロアの空気は最高潮に。「踊れ!」というちゃんみなの言葉に呼応するように、オーディエンスは身体を揺らしながらピンクとブルーのペンライトを振り、声援を送った。

「ようこそAREA OF DIAMONDへ。やっとこの日を迎えることができました。本当に久しぶりにみんなの声が聴ける。会いたかったよ! 今日のセットリストはみんなと歌う前提で組んできたけど、みんなの歌聴かせてくれますか?」という呼びかけに、満員のオーディエンスは大歓声で応える。

「ハレンチ」や「GREEN LIGHT」では大合唱が起き、ちゃんみなとオーディエンスとのコール&レスポンスが起きる。「Rainy Friday」では恋人役のダンサーとアクロバットでセクシーなダンスを繰り広げ、ドレスを脱いでヌーディーなラインストーンがあしらわれたボディースーツ姿になると、フロアからは悲鳴のような声も上がる。続く新曲「You Just Walked In My Life」では、ダブルリング使ったパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。これまでにもライブではエアリアルを取り入れてきたが、今回は、1本のロープに2人のエアリアルダンサーと一緒に吊られる大技を披露。3人の女性が宙に舞う様を、多くのオーディエンスが息を飲んで見守った。

「Mirror」ではLEDスクリーンにMVのメイキングが流れた後、ステージも明かりがつくも、そこにちゃんみなの姿がない。一瞬、多くのオーディエンスの頭の中が「?」で埋まるも、「間に合わない〜! どうしよう、ステージってどっちですか?」というちゃんみなの声が聞こえる。一部のオーディエンスが歓声をあげ、やがてその歓声が大きくなっていく。フロア後方から、ポップな衣装に着替えたちゃんみなが自転車に乗って登場したのだった。フロアを自転車で駆け抜けるちゃんみなとのあまりの近さに、近くにいたオーディエンスは大興奮で、その興奮は雪崩のように広がっていった。ステージでは演劇風にMVを再現すると、やがてセットは東京の夜景を再現したセットに変わり、「東京女子」を披露。続く初期からの人気曲「CHOCOLATE」ではイントロから大合唱が起き、フロア全体が一体感で包まれる。これにはちゃんみなも「1ヴァース目をあんなにみんな歌えると思わなかった、すごい! 最高だよ、みんな!」と驚いていた。

最高な演出はまだまだ続く。「Holy Moly Holy Night」では、ちゃんみなの親友のひとりであり、アーティストとして尊敬するSKY-HIがスペシャルゲストとして登場。まさかのゲスト出演に、フロアからは物凄い声援が飛ぶ。プロデューサーとしても大活躍中のSKY-HIとは「みっくん」「みな」と本名で呼び合う中。付き合いの長い友人だからこその息の合った掛け合いや本格的なペアダンスを披露した上、普段の会話そのままのMCも大いに盛り上がった。

「ボイスメモNo.5」ではイントロからクラップが起き、その後、黒いドレスに着替えて雰囲気を一転した「MY NAME」から「ダイキライ」へつなぐメドレーではステージからどぎついレーザーを飛ばし、絶叫に次ぐ絶叫でフロアをトランス状態にさせる。

オーディエンスを温め切ったところで、韓国でのデビュー曲となった「Don’t go feat. ASH ISLAND」を披露。この日、2人目のゲストとしてASH ISLANDが登場。このライブのためにわざわざ韓国から来日したのだという。ASH ISLANDとちゃんみなは気持ちの乗った熱い掛け合いを披露し、さらにはASH ISLANDの代表曲であり、ちゃんみなのフェイバリットソングだという『MELODY』を2人で美しく歌い上げ、韓国エモラップの最先端を見せつけた。

これまでちゃんみなのワンマンライブでは、ゲストを呼ぶことはほとんどなかった。今回2人もゲストを呼んだ理由について「大切な人が増えてきて、それが私にとって幸せなことだから、今回は呼びたいと思ったのかな」と語った上で、「でも、この曲はみんなと一緒に歌いたいんです。この曲を作る時、みんなのことを思い浮かべていました」と、昨年発表した「TOKYO 4AM」を披露。会場がハッピーなムードに包まれ、そのまま「Angel」へと突入してさらに大合唱が起きる。

ここまでで、すでに物凄い熱気と情報量のライブが繰り広げられていたが、本公演のクライマックスはこの後、訪れた。

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