[ kei ]所属事務所退所、8月12日にVeats Shibuyaで独立後初のBD公演開催を電撃発表 「未来を、すべてをかけて自分でつかみたい」

アンコールの声に呼ばれ、この日の[ kei ]はシャツではなく物販のTシャツに着替えて登場。
「ねっ。珍しいでしょ? 人生で初めてグッズの宣伝をしました」と話す[ kei ]。普段はなかなか見られないレアな着こなしを見て、クスクス笑っているファンを「俺のようにね、裸シャツのほうが似合う人もいるの」といって説き伏せ、アンコールはエレキではなくアコギの弾き語りでスタート。
「みんな、いまから生まれた日のことを想像してみようよ」と提案したあと、曲に入る前にまずは観客が担当する歌パートとハミングで歌唱を入れるパートを練習。そうして、[ kei ]の弾き語りに合わせて、全員で「sleep2 the moon.」を歌唱していった。美しい歌唱を届けてくれたファンに「ありがとうございました」と感謝を述べた[ kei ]は「僕からお知らせがあります」といい、まず自身の誕生日である8月12日、東京・Vesta Shibuyaで<-365>と題したライブを行うことを発表。
続けて「今年4月に決めたことがあって」と前置きをしたあと「22年間ずっとフリーウィルに所属して、事務所に面倒を見てもらってきましたが、8月11日をもって退所します。8月12日から1人で歩いていこうと決意しました」と、事務所を退所することを電撃発表。
事務所にはこれまで散々迷惑をかけながらも「守られてたからね。そりゃあ居心地はいいですよ」といい、「でも、圭から[ kei ]というアーティスト名になり、新たな人生の挑戦をしなきゃいけないタイミングだなと思った」と、この決断に至った経緯を告白。そのタイミングの1度目は高校にも行かず「この世界に飛び込んだこと」だったと振り返り「それがあったからkannivalism、BAROQUEというバンドがあって、ここまで続いてきた」と自身の人生を振り返った。そうして、あのときの音楽への情熱はいまもなお消えることなく自分のなかにあること。2度目のタイミングとなった今回は、この自分のなかにある情熱、音楽の行き先、自分とはなんなのか。それらが到達したところにはいったいなにがあるのか。その未来を、すべてをかけて自分で掴みたいと思ったことを、いつも自分のことを父親のような立場で守ってきてくれた事務所の社長であるTOMMY氏に打ち明けたところ「大変なことがあったらいつでも戻ってこい」と快諾してくれたことを報告。
「大丈夫、何かやらかして首になったんじゃないからね」と付け加えて「これからも失敗や迷惑をかけるかもしれないけど、どんなときもこの音楽への愛、この世界への愛を道しるべに歩んでいきたいと思うので、よろしくお願いします」と伝えると、客席からはその決断に対してエールをおくるように大きな拍手がわきおこった。
そうして[ kei ]はこのあと<-365>という次のライブのタイトルについても触れ、数字の前にマイナスがついているのは、「これから1年、ある目標に向かってやっていく」という意味で、そのカウントダウンがこの日から始まるのだと解説。
そうして、サポートメンバーを呼び込んだあとは「1度きりの人生、自分が思い描く最上の自分になりたい。そんな奇跡みたいな人生を楽しんでいきましょう。[ kei ]としての活動してきたそのすべてがMIRACLE。奇跡でできています」といって、[ kei ]の始まりとなった最新シングル「MIRACLE」をアクト。

キラキラするサウンドでみんなを照らしていったあと「俺にとっては一人ひとりが希望の光です。一人ひとり、人生の歌を歌いましょう」と伝え、最後はこの日のオープニングを飾ったバラードにダンサブルなアレンジを施した「ETERNAL HEART-the night the star sing-」を披露。
ムーディーな夜の幕開けとなった1曲目から始まり、宇宙から地上、死に際から暗闇の最果てまで旅をしながら、最後はこの光り輝く未来がこの先どこまでも続いていくという気持ちをみんなの胸に刻み込み、誰もが大きな多幸感に包まれたところでこの日のライブはエンディングを迎えた。

こうして[ kei ]の事務所所属、その最後を飾るライブとなった本公演は、集まった人々とともに、これから自分の全人生をかけて、1人で歩き出すと決断した[ kei ]の未来をも明るく、はっきりと照らしだしていた。
 8月12日、事務所独立後初の公演となる<-365>で、自らの意思を持って新たな一歩を踏み出す[ kei ]を楽しみにしていてほしいと思う。

文◉東條祥恵

ライブ写真◉尾形隆夫

[ kei ]
-THE NIGHT THE STARS SING-
2023.06.22 thu
SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

SET LIST//

ETERNAL HEART
青空に吹かす夜、晴れ渡る日 ※Cover
17.
cry symphony.
mobius.
Home sick ※Cover
LAST SCENE
vita.
in the light.
STAY
SIN QUALIA
I LUCIFER
sleep2 the moon.
MIRACLE
ETERNAL HEART -the night the stars sing-

[ kei ]
kei. LIVE 2023「-365」

8月12日(土) Veats Shibuya
OPEN 16:30 / START 17:00

【Support Members】
Bass 高松浩史 (THE NOVEMBERS/Petit Brabancon)
Drums 植木建象

◎チケット料金
・[S] スタンディングチケット:¥14,000(税込) ※ドリンク代別途必要
・[A] スタンディングチケット:¥6,500(税込) ※ドリンク代別途必要
※入場順[S] →[A]
※来場者全員にサイン入りオリジナルピクチャーチケットプレゼント。([S],[A]はデザイン違いとなります。)
< [S]チケット特典 >
・会場リハーサル見学(15:15から15分程度を予定)。
※本公演の観覧エリアとは異なるエリアでの見学となる場合があります。
・未発表音源(CD)付。

■イープラス先行 (抽選) ※電子チケット
・全席種受付
受付期間:6/22(木)22:00~6/28(水)23:59
入金期間:7/1(土)13:00~7/5(水)21:00
https://eplus.jp/kei-0812/
※枚数制限:1人2枚まで
※未就学児童入場不可/小学生は要保護者同伴・有料

チケット一般発売

7/15(土)10:00AM~より
■イープラス (先着) ※電子チケット
・全席種受付
https://eplus.jp/kei-0812/
※枚数制限:1人2枚まで
※未就学児童入場不可/小学生は要保護者同伴・有料

【ご注意】
こちらの公演は最新のガイドラインに則り、不織布マスクを着用しての歓声、声援等の発声が可能な公演として実施致します。
発声が可能な公演となりますが、ご自身の判断で引き続き、新型コロナウィルスの感染拡大防止にご協力をお願いいたします。
今後の状況により変更が出た際は、オフィシャルサイトにてインフォメーションさせていただきます。

info. NEXTROAD 03-5114-7444(Weekdays 14:00~18:00)

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