BABYMETALが、アメリカ、ロサンゼルスのYouTube Theaterにて 総動員11万人超えを記録した全29公演に及ぶ北米ツアーを完遂

10月12日(木)、BABYMETALが、「BABYMETAL WORLD TOUR 2023」の一環として、全29公演からなるDETHKLOKと北米を巡るコーヘッドラインツアー「THE BABYKLOK TOUR 2023」(同ツアーのサポートとして、Jason Richardsonも参加)をアメリカ、カルフォルニア州・ロサンゼルスのYouTube Theaterにて完遂した。

北米ツアーは、「BABYMETAL WORLD TOUR 2019」以来、約4年ぶりとなったが、8月30日(水)の ヒューストン公演を皮切りに各地でSOLD OUT公演が続き、「Louder Than Life」や「Aftershock」などの音楽フェスへの出演も果たし、フェス出演以外の単独公演だけで総動員11万人超えを記録。BABYMETAL史上最も長く最大級の北米ツアーとなった。

YouTube Theaterでは、10月11日(水)公演が早々にSOLD OUTしたことから、12日(木)が追加公演として開催されたが、両日SOLD OUTした2日間を通して、メタルファン以外にも老若男女を問わず、コスプレを楽しむ若い女性から家族連れまで幅広い層の観客が集まり約12,000人を動員。
SU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALの3人体制からなる新生BABYMETALを一目見ようと、期待と熱気に溢れたオーディエンスが待ちわびる中、名刺代わりの1曲目「BABYMETAL DEATH」でライブの幕が上がると、会場は一気にブルータルで重厚なサウンドに包まれた。

現地のオーディエンスから温かい歓声があがると、海外での最初のブレイクのきっかけとなった「ギミチョコ!!」が続き、更に熱気を帯びた。続く「PA PA YA!! (feat. F,HERO)」では、激しくタオルを回すシーンも見受けられ、「Distortion (feat. Alissa White-Gluz)」、「BxMxC」で、観客は、BABYMETALのパフォーマンスの深淵へと誘われた。

今年3月にリリースされたコンセプトアルバム「THE OTHER ONE」から「Mirror Mirror」が披露されると、ステージ上に設置された巨大LEDの演出とともに、このツアーを通して更なる進化を遂げたBABYMETALの姿に会場が感動と熱狂の渦に包まれた。オーディエンスが掲げるスマホライトの演出が美しい「Monochrome」で会場が一つになると、8月に配信リリースされたアッパーチューンの新曲「メタり!! (feat. Tom Morello)」が披露され、重厚なメタルと和のテイストを融合したサウンドに乗せた熱狂パフォーマンスに盛り上がりは一気に頂点に届いた。

続いて同じ和のテイストを纏った初期の楽曲「メギツネ」は、今のBABYMETALだからこそ放つことのできる新鮮な輝きとともに披露され、「ヘドバンギャー!!」でオーディエンスは、完全にBABYMETALワールドに惹きこまれた。

最後にBABYMETALのアンセムソング「Road of Resistance」の大合唱で会場が再び一つになると、ツアーファイナルを飾るスペシャルな演出として「イジメ、ダメ、ゼッタイ」をサプライズで披露。「We are!!」「BABYMETAL!!」のコールアンドレスポンスを繰り返し終幕。海を越え遥か遠くの地で、再び新しいBABYMETAL旋風が巻き起こった夜となった。

BABYMETALは、今後、日本でブリング・ミー・ザ・ホライズンがキュレートする新フェス「NEX_FEST」、「NEX_FEST -Extra-」、「NEX_FEST -Extra- TOKYO」へ出演した後は、11月中旬から、約6万人を動員するUK &ヨーロッパを巡るワールドツアーを予定しており、2024年には、日本でワールドツアーのファイナル公演を開催する。また、今年4月1日(土)、2日(日)にぴあアリーナMMで新生BABYMETALの誕生とともに新章のスタートが告げられたライブ「BABYMETAL BEGINS – THE OTHER ONE – 」の模様を収録したBlu-ray、DVDそしてLIVE ALBUM / VINYLが10月11日(水)にリリースされているので、新生BABYMETALの初ライブを収録しているこちらも是非チェックしよう。

Photo by Taku Fujii

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