ビリー・アイリッシュ「日本に来ると、自分を感じることができる」と日本愛を語り、360度ステージで観客を魅了した3年ぶりとなる来日公演初日のライヴレポート・ステージ写真到着!ライヴセットリストがプレイリストとして公開

美しい静寂に包まれたあとは、アンニュイでミステリアスな雰囲気の「THE DINER」や、自らカメラを持ちバンド・メンバーの表情を紹介しながら披露していた「bad guy」(ラストの転調部分でみせた表情が、毒々しさとともにデビュー当時にはなかったエレガントな笑顔が垣間見られ、それが心に深く刻まれた)など、アップ・チューンを展開。会場をさらにヒート・アップさせたのだった。

その後MCでは、3年ぶりに日本でライヴがおこなえることに対する感謝の気持ちを伝える。

「このステージを通じて、みんなが安全で、自分らしくいられる場所があるということを感じてもらいたい。自身を開放して自由にいられる場所が、世界のどこかにあるということに。安全な空間あるという感覚。それがあるだけで、どんなに心が救われることか。自分にとって、この空間でみなさんと過ごせることが、本当に素晴らしい体験になっています。最高に楽しんでいる。ありがとう」

その真摯なメッセージに拍手が巻き起こるなか、ステージ中央にコーラス隊を招き、アコースティックで2ndアルバムに収録の「Your Power」、最新作からの「SKINNY」などを披露。シンプルな音色ゆえに、ビリーの情緒豊かなヴォーカル力をじっくりと堪能することができたと同時に、ビリーの音楽に耳を傾けているすべての人が自身のパワー(モチベーション)につながっているということを感じさせるパフォーマンスであった。

ステージも終盤にさしかかると、「bury a friend」をはじめとするアップテンポのナンバーで会場を盛り上げる。さらに19年発表のシングル「everything i wanted」などは、中央とは異なる特設ステージで公開。(一部の観客は)至近距離でビリーと触れあうことができ、興奮の表情を浮かべていた。その後、オーディエンスとハイタッチを交わしながら、中央へ戻ると、今度はキーボードを弾きながらデビュー曲である「Ocean Eyes」を披露。発表から10年近く経過した現在だからこそ描ける、深みのあるブルー(海の色)を感じることができた、とても幻想的な時間になったのだ。

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