カーディガンズ、12年ぶりの来日公演ライレポートが公開。セットリストがプレイリストに

秋の気配が深まる10月13日、SWEDISH POP CARNIVAL初日が開催された。
メイヤ、クラウドベリー・ジャム、そして、我らがカーディガンズの3組が出演するイベント。いわゆるスウェディッシュ・ポップ最盛期から30年を経ての競演となった。

東京の会場は有明、東京ガーデンシアター、約8,000人のキャパを誇る。オレは初めての場所だったんだけど、入場してすぐにそこはロビーであるにも関わらず、その大きさに圧倒される。どこから、自分の座席に行けば良いのかも分からぬまま、係員さんに案内していただいたのだが、会場には多くのオーディエンスが…まずは一安心。

クラウドベリー・ジャムが演奏を終えた辺りで席に着き、カーディガンズ登場を待つ事約20分…客電が落ちると共に、会場には「Cuckoo, cuckoo」という鳴き声が。そしてドラマーのベングトくんが位置に付き、落ち着いたビートを刻み始め、続いて、ベースのマグナス、ギターのオスカー、キーボード/ギターのラッセがイントロに加わり、最後にグリーンのシックなスーツに身を包んだニーナが登場、オープニングの「Your New Cuckoo」がスタート。過去の武道館、サマーソニックを除けば、バンドにとって日本でこれだけ大きな会場での公演はないのだが、サウンドのバランス、ヴォリュームは申し分なし。そしてニーナの声も非常に良く出ている。

「今晩は。私たち、まだカーディガンズよ」というMCに続いて、「Hey! Get Out of My Way」へ。オスカーのギター・ソロが良い感じで演奏を締める。

ラッセがキーボードからギターに持ち替え、初期の名曲「Daddy’s Car」へ。オレはファースト・アルバム収録曲で、この曲は1、2を争うくらい好きなのだが、これを含め、今回のライヴでは20数年ぶりに演奏したものが多かったようだ。
続いて、ニーナが「この曲が、私たちの日本での成功のきっかけになったの」と話すと同時に、「Sick & Tired」炸裂。全員、演奏ウマくなったなぁと実感…

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