アルゴリズムで生成したあらゆるメロディーをパブリック・ドメインにするプロジェクトが明らかに

2人のミュージシャンがハード・ドライヴ上に存在し得るあらゆるメロディーをMIDIで書き出し、著作権で登録してパブリック・ドメインとすることで、ミュージシャンが訴訟を受けるのを避けさせようとしている。

ミュージシャンにしてプログラマーで、著作権弁護士のダミアン・リールはプログラマーのノア・ルービンと協力してアーティストのクリエイティヴ面での自由を脅かすと考える著作権訴訟を半減させようとしている。

『ヴァイス』によれば、曲のメロディーに関する著作権訴訟は、曲を以前に聴いた可能性が高い場合には「無意識に」メロディーを盗作したとアーティストが責められることが多いという。

有名な一例はサム・スミスの“Stay With Me”で、トム・ペティの“I Won’t Back Down”に似ているとトム・ペティ側が主張したためにサム・スミスは著作権の一部をトム・ペティに渡すこととなっている。

しかし、ダミアン・リールとノア・ルービンはメロディーをパブリック・ドメインとして公開することで、こうした訴訟の多くが避けられるようにしたいと考えている。

このプロジェクトについてダミアン・リールは1オクターヴに含まれるあらゆるメロディーをアルゴリズムで生成したデータベースを作成したと説明している。

プロジェクトを成立させるために8音12拍で考え得るあらゆるメロディーを生成するアルゴリズムを2人は開発したとのことで、ダミアン・リールはアルゴリズムが1秒間で30万のメロディーを生成すると述べている。

「著作権法の下では数は事実であり、著作権法の下では事実とは著作権がまったくないか、ほとんどないか、あまりないものとして扱われます」

「なので、もしこうした数が昔から存在していて、登録されてしまっていたとしたら、メロディーは数学となり、事実として著作権で保護されるものではなくなります」

すべてのメロディーとそれを生み出したアルゴリズムのコードはGithubにオープンソースとして登録され、インターネット・アーカイヴにデータセットとして登録されている。

現時点ではこのプロジェクトが法廷で採用されるかどうかという段階になっている。

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