クワイエット・ライオット、オジー・オズボーン・バンドの初代ギタリストであり、今年、没後40年を迎えた永遠のギターヒーロー、ランディ・ローズのドキュメンタリー『ランディ・ローズ』が、11月11日(金)より全国10館で公開され、各地で満席続出の大ヒットスタートとなりました。初日には緊急来日したアンドレ・レリス監督の舞台挨拶も行われ、その模様も併せてお届けいたします。
メイン館の新宿シネマカリテでは初日の初回上映会より7回連続で満席を記録し、その他の全国10館での公開館のほとんどで満席が出る盛況ぶり。公開を迎えた週末のミニシアターランキングでは、上映館数を上回る作品や有名キャストの出演作品などを抑え、みごと第二位(興行通信社発表:11/12~11/13付け)を獲得。また劇場で販売されているTシャツやトートバッグ、ステッカーなどのグッズやパンフレットも初日時点で売り切れが続出するなど、公開劇場ではランディ・ローズフィーバーが起きている。
客層はシニア層から映画ファンの若い層まで幅広いが、なかでも特徴的なのはミニシアターに普段足を運ばないロックファンが数多く劇場まで足を運んでいる点で、SNS上でも「ドキュメンタリー映画観て初めて感極まって涙が溢れてしまいました」、「ランディのギターに一度でもハマったことがある方は必見です!!!」、「謙虚な姿勢に、胸が熱くなった」、「恥ずかしながらどうかと思うぐらい最初から最後まで泣いてた」、「改めてランディの偉大さを実感」、「高校生の頃から僕にとって永遠のNo. 1ギターヒーローの伝説を、改めて映像で再認することができて大変に感慨深いものがありました!」と、ランディファンからの熱い絶賛コメントや、「ライブでの演奏シーンは圧巻」、「人間味が分かる凄く良い映画」、「貴重な映像満載で一見の価値あり」といった作品の内容を評価する感想が続々と投稿されている。
公開初日には緊急来日したアンドレ・レリス監督の舞台挨拶が行われ、会場に詰め掛けた満員のランディファンを目の前に「ランディ・ローズに対する熱いコアファンがいるところは、日本が際立つところだと感じています。そしてファンの皆さんがランディのような伝説的な人物の歴史をちゃんとアプリシエイトして、心から応援するという姿が見受けられるので、そういう国は世界中でもほかに無いんじゃないかと思います」と、その熱意に圧倒されつつも感謝の気持ちを表した。アメリカでのランディの評価について聞かれると、「アメリカでもランディは伝説的な存在だが、彼のバックストーリーはあまり多く知られておらず、謎に包まれた存在でもあります。当然、オジー・オズボーンの1枚目と2枚目のアルバムに寄与した人物であることは知られているけれど、彼の周辺の情報については知られていないことが、この映画をつくる動機の一つになりました。つまり、ランディ・ローズの伝説や歴史をみんなに伝えたい、そして、その後のヘビメタに彼がどういった影響を与えたのか、そしてオジー・オズボーンのソロアーティストとしてのキャリアにどういう影響を与えたのかを、ぜひみんなに知ってほしいという気持ちでこの作品をつくりました」とこの映画に込めた思いを語った。
今週金曜日からは、岩手、熊本、横浜、立川の4館でも上映が開始され、今後も順次、全国で公開館が拡大していくなか更なるヒットが期待される。
ランディ・ローズ
監督:アンドレ・レリス 脚本・編集:マイケル・ブルーイニン
11月11日(金)より、新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー2022年/アメリカ/英語/カラー/シネスコ/5.1c/92分/原題:RANDY RHOADS:Reflections of A Guitar Icon/字幕監修:上田慎也(ヤング・ギター) 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム/©RANDY RHOADS: LEGEND, LLC 2022