ビートルズ終焉ののろしになったとも言われる、ウッドストックと並び称されるロック史を大転換させた伝説の音楽フェスティバルの「真実」を描く傑作ドキュメンタリー『リバイバル69 ~伝説のロックフェス~』が、10月6日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町ほか全国公開、当時42歳のチャック・ベリーが、脂の乗り切ったギター&ヴォーカルでお馴染みの大ヒット曲を歌いまくる本編映像が解禁となった。
帯同していたリズム・ギタリスト、ロン・マリネリとともに、トロントで現地調達されたニュー・ロック世代の5人組バンド“ニュークリアス”のメンバーがバックアップ。
いつもバンドメンバーを現地で調達することで知られており、曲のコードも知らされずに即興で演奏することへの戸惑いとともに、レジェンドと一緒に演奏できることの喜びを隠すことが出来ないバンドメンバーによるインタビュー映像も映し出される。
演奏フェスが開催された1969年は、1950年代半ばに始まったベトナム戦争が激化の一途をたどり、若者たちによる反権力運動は「平和と愛」の名のもとに高まってヒッピー文化/フラワー・ムーヴメントが増長していた。
チャック・ベリーが壇上で「平和を!」と叫ぶのは泥沼化する戦争への反対意志であり、この映画は時代や世相を現代の観客に「リバイバル」させる作品ともいえるだろう。
ロックンロール・オリジネイターたちが、当時最先端だったはずのニュー・ロック、アート・ロックにもけっして引けを取らない勢いでパフォーマンスを繰り出し、彼らの偉大さ、重要さを感じざるを得ない音楽ファン必見映画『リバイバル69 ~伝説のロックフェス~』は10月6日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町ほかにて全国公開。
リバイバル69~伝説のロックフェス~
監督:ロン・チャップマン
2022年/カナダ、フランス/英語/99分/カラー/5.1ch/ビスタ/原題:REVIVAL69: The Concert That Rocked the World
字幕翻訳:川田菜保子 字幕監修:萩原健太 提供:東北新社/バップ 配給:STAR CHANNEL MOVIES revival69-movie.com
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