Paul Simon、左耳の難聴について回復してきたことを明かす

Paul Simon

ポール・サイモンは新たなドキュメンタリーで難聴について事態が改善していることを明かしている。

昨年、ポール・サイモンはライヴができなくなるほどの左耳の深刻な難聴に悩まされていることを明かしていた。昨年9月、ポール・サイモンは難聴について「完全に受け入れたというわけじゃない」として、ライヴに復帰する方法を探していると語っている。

昨年7月、ポール・サイモンはツアーに復帰したいという思いからライヴ・バンドと練習しようとしてみたことを明かしていた。「できるかどうか見てみようと、ツアーのバンドとリハーサルをしてみようとしたこともあるんだ。現時点では解決できてないんだけどね。音楽のことを考えると、こういうやり方しかないんだ」

ポール・サイモンは二部構成のドキュメンタリー『イン・レストレス・ドリームス:ザ・ミュージック・オブ・ポール・サイモン』の初上映で「歌ったり、ギターを弾いたり、他のいくつかの楽器を演奏したりするのに十分な程度」まで回復してきたと語っている。

「音楽という背景があっても自分の望む形で自分の声を聴くことができるんだ。ドラムやエレクトリック・ギターがあって、音量があまりに大きいと、自分の声が聴こえないわけだけど、最初に難聴になった時は聴こえなくて、混乱してしまった。すべてが右側から聴こえなくなってしまったんだよ」

インタヴューでポール・サイモンは彼の最も有名な曲の一つである“Mrs Robinson”をフランク・シナトラがカヴァーするのを止めさせようとしたことを明かしている。

「彼には一度会ったことがあるんだ。すごく興味深いものだった。というのも、僕の曲“Mrs Robinson”をカヴァーしてくれたんだけど、歌詞を変えていたんだ」とポール・サイモンは語っている。

「素晴らしかったんだけど、最初に聴いた時に歌詞が『Man, ring a ding, ding you Mrs Robinson, Jesus loves you more』というものでね。60年代だったんだけど、『勘弁してくれよ』と言ったんだ」

「そうしたら、ワーナー・ブラザースの人から電話があってね。『そんなことは言わないで下さい。私のせいです。お願いしますから』と言われてね。それで『分かったよ』と言ったんだ」

ポール・サイモンは最終的にフランク・シナトラのカヴァー・ヴァージョンも楽しめるようになったと認めている。

ポール・サイモンは2018年にツアーから引退しているが、昨年最後のツアーについて次のように振り返っている。「パフォーマンスとしてのキャリアを自然に終わらせるとしたら、どんな感じなんだろうとよく考えていたんだ。今は分かる。少し不安なところもあるけど、爽快な気持ちだし、安心しているところもある」

「音楽を作るのは好きだし、声もまだまだ強いからね。バンドも才能のあるミュージシャンで、タイトで、素晴らしい。音楽のことは常に考えているよ。キャリアをまっとうできたことには感謝しているし、もちろん、なによりも音楽から何かを聴き取って、心を動かしてくれたオーディエンスに感謝しているよ」

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