The 1975のマット・ヒーリー、2000年代はArctic Monkeys、2010年代は自分たちと語る

The 1975

ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーは、アークティック・モンキーズと「競っているような感じはしない」として、自分たちのバンドこそが「この10年間を代表するバンド」だと考えていることを明かしている。

高評価を得ている最新作『ネット上の人間関係についての簡単な調査』がバンドにとって3度目となる全英1位をもたらすことが見込まれているザ・1975だが、マット・ヒーリーは「Beats 1」のマット・ウィルキンソンの番組に出演して、イギリスで一番ビッグなバンドになったのはどのような気分かという質問に答え、アークティック・モンキーズの成功になぞらえて語っている。

「確かにアークティック・モンキーズのアルバムの何枚かは僕らに影響を与えているよ」とマット・ヒーリーは語っている。「アークティック・モンキーズと競っているような感じはしないけどね。俺らはそこまで歳を取っていないからね。俺たちはアークティック・モンキーズほど経験を積んでいないと思うんだ……簡単じゃないんだよ。俺たちはロック・バンドじゃない。ロック・バンドになるのは難しいんだよ」

「俺は10年という単位にすごくこだわっていてね。『その10年を定義したバンドの一つ』っていう響きが好きなんだ……振り返ってみると、ザ・スミスは80年代のバンドだったわけで、90年代について言えば……オアシスと言うべきだろうね。俺はレディオヘッドのほうを選びたいけどさ」

マット・ヒーリーは次のように続けている。「2000年代のバンドと訊かれれば、アークティック・モンキーズと答えるよ。この10年間について言えば俺たちだったって言うだろうね。もちろん、俺はそう言うよ」

同じインタヴューの中で、マット・ヒーリーはバンドの最新作『ネット上の人間関係についての簡単な調査』がレディオヘッドの『OKコンピューター』と比較されていることについても語っているほか、バンドが2020年のグラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務める可能性にも言及している。

ザ・1975は現地時間12月4日にロンドンでアルバムのリリース・パーティーを開催している。

「パンク・スピリット」に満ちていたというリリース・パーティーについて、『NME』は次のように評している。「完全に静まった会場で、続けて『ネット上の〜』に収録された“Be My Mistake”がアンプラグドのアコースティック・ヴァージョンで披露される。ザ・1975というバンドの過去と現在を繋げるショウにふさわしい、美しいエンディングである。ポップ・ミュージック史上最も素晴らしいバンドからの、破茶滅茶で、パンキッシュで、リアリティに満ちた返答だった」

「ライヴハウス規模での公演はこれで最後かもしれないが、1月に開催されるアリーナ・ツアーはより一層見逃せないものになっているはずだ」

関連NEWS

  1. The 1975

    The 1975、新作より「Looking For Somebody To Love」の公式ライヴ映像が公開

  2. ザ・1975、ロンドンにLGBTQのコミュニティ・センターを作る計画に寄付

  3. The 1975

    The 1975のマット・ヒーリー、自分の考えるレディング・フェスティバルのステージを語る

  4. The 1975

    The 1975、ニュー・アルバムからの更なる新曲を来週リリースすることを発表

  5. The 1975

    The 1975、米ラジオ局のために披露したパフォーマンス映像が公開

  6. ザ・1975のマット・ヒーリー、新作の制作前にリハビリ施設に通っていたことを明かす

  7. The 1975やBillie Eilish

    The 1975やBillie Eilishのセールスが牽引してUKでのカセットテープの売上が好調

  8. The 1975

    The 1975のMatt Healy、My Chemical Romanceへの思いを語る

  9. Matty Healy

    Matty Healy、Caroline Polachekの代わりにThe 1975の前座を務めることに

  10. The 1975

    The 1975、新作より“The Birthday Party”のスタジオ・セッション映像が公開

  11. ザ・1975、新曲“Give Yourself A Try”を公開

  12. The 1975

    The 1975のマット・ヒーリー、ギター・ミュージックは依然として今日的な意味を持っていると語る

  13. The 1975

    The 1975、別プロジェクトのDrive Like I Doのウェブサイトが公開

  14. The 1975

    The 1975、最新シングル“Frail State Of Mind”のMVが公開

  15. The 1975

    The 1975のMatt Healy、最も傷ついた言葉をメールでファンに送るよう呼びかける

  1. Ebbb

    Ebbb、デビューEP『オール・アット・ワンス』のリリースを発表&2曲…

    2024.05.07

  2. ドナルド・トランプ

    ドナルド・トランプ元大統領、自身を支持するラッパーを探している…

    2024.05.07

  3. Iggy Pop

    Iggy Pop&Siouxsie Sioux、『マグナム』アイスクリームのCMで「The…

    2024.05.07

  4. Mdou Moctar

    Mdou Moctar、来たる新作より新曲「Oh France」の音源が公開

    2024.05.07

  5. Deep Purple

    Deep Purple、来たる新作より「Portable Door」がMVと共に公開

    2024.05.07

  6. Kiefer

    Kiefer、来たるライヴ・アルバムより「Cute」の音源が公開

    2024.05.07

  7. 「SEGA SAMMY presents UMK SEAGAIA JamNight2024」9月14日(土)に開…

    2024.05.07

  8. JAYWALK

    JAYWALK(Vo.中村耕一、Key.杉田裕、Gt.知久光康、B.中内助六、Dr.田…

    2024.05.07

  9. Jon Hopkins

    Jon Hopkins、新作のリリースを発表&ファースト・シングル「RITUAL…

    2024.05.07

  10. The Rolling Stones

    The Rolling Stones、『ハックニー・ダイアモンズ』ツアーの初日の…

    2024.05.07

  1. RISING SUN ROCK FESTIVAL

    RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO 第2弾出演アーティスト発表

    2024.05.02

  2. SUMMER SONIC 2024、第4弾追加アーティストを発表

    2024.05.01

  3. Talking Rock! FES

    Talking Rock! FES.2024、第2弾出演アーティスト9組を発表

    2024.04.27

  4. FUJI ROCK FESTIVAL

    FUJI ROCK FESTIVAL ’24、第5弾ラインナップを発表

    2024.04.26

  5. JOIN ALIVE

    JOIN ALIVE 2024、第二弾出演アーティスト&出演日割り発表

    2024.04.25

  6. 山人音楽祭

    山人音楽祭2024、第2弾出演アーティストにThe BONEZ、おとぼけビ〜…

    2024.04.18

  7. GREENROOM FESTIVAL

    GREENROOM FESTIVAL ’24、タイムテーブルを発表

    2024.04.16

  8. SiM主催フェス「DEAD POP FESTiVAL 2024」、出演アーティスト第二弾…

    2024.04.01

  9. Slow LIVE

    「大人のミニフェス」Slow LIVE、今年も東京・池上本門寺にて8/30(…

    2024.03.22

  10. 04 Limited Sazabys

    04 Limited Sazabys主催の野外フェス<YON FES 2024> 第1弾出演アー…

    2024.03.13