ザ・ビートルズを知らない世界を描いた映画『イエスタデイ』は、監督を務めたダニー・ボイルと脚本を手掛けたリチャード・カーティスによる対談映像が公開されている。
監督のダニー・ボイルはザ・ビートルズについて次のように語っている。「僕にとってはとても大切な存在だ。僕は彼らの出身地から20マイルほどのところで育ったんだ。生き方、仕事、経済、自己表現といった意味で、ポップカルチャーに火をつけたという彼らの偉業を通して僕たちは今を生きている。歴史的な意味で、彼らは文字通り一夜にして世界を変え、その恩恵を通して僕たちは今生きているんだ」
脚本家のリチャード・カーティスも次のように語っている。「ザ・ビートルズは芸術的なものとして、僕の人生において最も大切なことであり続けた。僕の映画を振り返ってみると、それらは皆、喜び、愛、若さといったザ・ビートルズが支持してきたことについてだった。57年間もずっとザ・ビートルズファンだったんだ。死ぬまでずっとザ・ビートルズファンで有り続けたいね」
対談映像はこちらから。
主人公のジャックはエド・シーランがモデルとなっているとのことで、その経緯についてエド・シーランは次のように語っている。「かなり以前に、リチャードからこのような題材の映画の脚本を書いていると聞いていた。それからある日、ダニーと共にディナーに招待されたんだけど、そこで色々な質問攻めにあって、なぜそんなに聞かれるのだろうと不思議に思っていたんだよ!それから依頼があったんだ」
本作にとって大きなコンセプトとなっているザ・ビートルズについてエド・シーランは次のように続けている。「僕の人生には常にザ・ビートルズがあったんだ。初めてザ・ビートルズの曲を演奏したのがいつ頃だったかは思い出せないけど、常にそこにあった気がする。子供の頃に言葉を学んでいくのと同じで、小さい頃はザ・ビートルズの曲を覚えたものだったよ。ザ・ビートルズなら間違いなしだ。この作品はリチャードが脚本を、ダニーが監督を手がけ、ザ・ビートルズの曲があるわけだから、間違いないよ!」
映画『イエスタデイ』は10月11日に日本公開される。
『イエスタデイ』 イギリス公開:6月28日(金)/日本公開:10月11日
監督:ダニー・ボイル(『トレインスポッティング』(96)、『スラムドッグ$ミリオネア』(08)、『127時間』(10)、ほか)
脚本:リチャード・カーティス(『フォー・ウェディング』(94)、『ラブ・アクチュアリー』(03)、『ノッティングヒルの恋人』(99)、ほか
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、マット・ウィルキンソン、バーニー・ベルロー、リチャード・カーティス、ダニー・ボイル
製作総指揮:ニック・エンジェル、リー・ブレイザー
出演:ヒメーシュ・パテル(「イーストエンダーズ」)、リリー・ジェームズ(『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』)、ケイト・マッキノン(『ゴーストバスターズ』)、エド・シーラン(本人役)
配給宣伝:東宝東和
コピーライト:©Universal Pictures
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