Radiohead、ドラム・クルーが亡くなったステージ崩壊事故の2度目の審問を受けて声明を発表

Radiohead

レディオヘッドはバンドのドラム・クルーを務めていたスコット・ジョンソンが犠牲になった2012年のステージ崩壊事故についての2度目の審問が終了したことを受けてツイッターに声明を発表して、事故の「責任」がある人々に対してスコット・ジョンソンの家族や友人に謝罪するよう求めている。

現地時間11月5日に投稿した声明の中で、バンドは「誰1人としてスコットが亡くなることを意図していなかったということは全員が分かっています」とした上で、「足場を組んだオプテックス社のオーナーであるデイル・マーティンのみがこの悲劇に対する責任を表明して」いると指摘している。

バンドの声明の全文は以下の通り。

「先月、スコット・ジョンソンの死に関するUKでの審問がドンカスターの検視官裁判所で開かれました。カナダでの審問で慎重に注意を払って行われた調査に基づいた多くの証拠を基に、上級検視官のニコラ・マンディは口頭による『評決』を記録しました。その内容は以下の通りです。

『2012年6月16日、スコット・ジョンソンはダウンズヴュー・パークにある建設中のステージで仕事をしていました。技術的な助言の不足と、全体的な建築技術の不十分さが相まったことで屋根部分の崩壊に繋がり、スコット・ジョンソンは亡くなることになりました』

7年が経ち、2度の審問と1度の裁判を経て、専門的な調査によっても結論が出なかったものにようやく答えが得られたのです。

調査が始められた当初、スコットの父親であるケンは責任のある人々に対して自ら挙手をして責任を認めるように求め、同じことが他の人々に対して二度と起こらないようにすることを求めていました。誰1人としてスコットが亡くなることを意図していなかったということは全員が分かっています。

現在までに、足場を組んだオプテックス社のオーナーであるデイル・マーティンのみがこの悲劇に対する責任を表明しています。トロントで開かれた審問で彼は次のように述べています。『システムに欠陥があったのです。構造だけの問題ではありません。私の従業員や私自身です。責任は私にあります』

今こそ、他の責任ある人々もこの恐ろしい悲劇に対する責任の一端があることを公に認めるべき時です。彼らには、スコットの家族や友人たちが耐え忍んできたことに対して謝罪し、身体的な怪我や精神面でのトラウマに苦しんだ我々のクルーに対しても謝罪してもらいたいと思っています」

33歳だったスコット・ジョンソンは2012年の6月にトロントのダウンズヴュー・パークで公演を行うための準備を進めていたなか、ステージが崩壊したことが原因で亡くなっている。この事故では他に、3人のスタッフも負傷している。崩壊事件については今年4月にトロントで1度目となる審問が行われており、この審問で不慮の事故で亡くなったとする評決に対して、レディオヘッドは「ステージの崩壊が避けられると見られるにもかかわらず腹立たしいほど不当なもの」と批判していた。

ステージ崩壊事故については現地時間10月25日、2度目の審問を担当した検視官によって「建築技術の不十分さ」がその原因だったとする判決が下されている。

現地時間10月24日に行われた審問には彼の父親であるケン・ジョンソンのほか、彼について「愛に溢れた朗らかでプロフェッショナルな人」だったと語ったレディオヘッドのドラマーであるフィリップ・セルウェイ、キーンのドラマーであるリチャード・ヒューズ、ジ・オーストラリアン・ピンク・フロイド・エクスペリエンスのポール・ボニーらが出席している。

検視官のニコラ・マンディは記録された評決の中で次のように述べている。「これまでに聞いてきたことから判断するにデザインや構造そのものに欠陥があったことは明らかです」

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