ColdplayのChris Martin、新作への参加にあたって娘と息子に報酬を払ったことを明かす

Coldplay

コールドプレイのクリス・マーティンは、自分の娘と息子に対してニュー・アルバムに参加してもらうための報酬を支払ったことを明かしている。

先週、ニュー・アルバム『エヴリデイ・ライフ』をリリースしたコールドプレイだが、アルバムにはクリス・マーティンの長女で15歳のアップルと、長男で13歳のモージーズも“Orphans”のコーラスで参加していることが明らかになっている。新たなインタヴューでクリス・マーティンは子どもたちにアルバムに参加したいか尋ねたことを明かしている。

クリス・マーティンは子どもたちが参加した経緯について『ザ・サンデー・タイムズ』紙に次のように語っている。「僕から頼んだんだ。いや、というか報酬も払ったんだよ。他のみんなと同じような適正額をね。断ってくれてもよかったしさ」

一方、アルバムに収録された“Daddy”について、クリス・マーティンは自分自身が父親であるということ以外にも影響を受けた事柄があると明かしている。

「分かったよ。曲を解説するのは好きじゃないんだけどさ。でも、あの曲ができたのには3つの由来あるんだ。ひとつには今まで生きてきた中で、ひどい父親を持った人をたくさん見てきたということでね。悲しいし、込み入った問題だよ。父親の立場に寄り添うなら、彼はどんな気持ちでそれが最善だと考えたのか不思議なわけでさ。2つめは自分にも子どもがいるけれど、ずっと放ったらかしにせざるを得ないというのがあったんだ」

「3つめは、これが一番重要で、アメリカの産獄複合体(*監獄の経営が巨額なビジネスと結びついていること)について学んでからこの曲を書いたということだね。本当にたくさんの法律にあからさまな人種差別が織り込まれていて、その結果自分の父親と引き離されてしまった子どもたちがいるんだ。この世界はもはや、ただ自分の生活に安住するだけで、それ以外には無関心でいられるような状況じゃなくなっているんだよ」

先日、クリス・マーティンは、現在の社会・政治的な情景や世界の出来事が新作の歌詞に影響を与えていると説明している。

「実際のところ、前回のツアーにあったもののおかげで周囲の反対を恐れずにオープンに話ができるようになって、穏やかな気持ちでいられるところがあるんだ」と彼は続けている。「『バンドとしてここまで辿り着いたから、もうキャリアを気にする必要はない』って初めて思えるまでになってね。自由に声を上げて、人生のあらゆる側面を受け入れることにしたんだ」

「実際に実生活で起きた事実についてのとてもパーソナルな要素も含まれていれば、僕や僕らが目にすることについてだったり、他の人たちが経験してきたことを理解しようとする試みと言える要素も含まれているんだ」

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