ブリット・アウォーズは「クリティックス・チョイス・アワード」から「ライジング・スター・アワード」と名称が変更になった2020年の新人賞の候補を発表している。
この賞は来たる翌年の成功が期待されるアーティストに贈られる賞で、2020年の候補としてセレステ、ジョイ・クルックス、ベアバッドゥービーの3組が発表されている。
過去にはサム・スミスやアデル、エリー・ゴールディング、ジョルジャ・スミスらが同賞を受賞しており、直近の2019年にはデビュー・アルバム『ハイパーソニック・ミサイル 』が全英1位を獲得することとなったサム・フェンダーが受賞している。
ロサンゼルスに生まれ、ダグナムやブライトンで育ったセレステはそのソウルフルな歌声が高く評価されており、『NME』は以前「スターダム」を駆け上がる直前と評している。
セレステはノミネーションを受けて「この上ない名誉」だと述べた上で、2002年にブリット・アウォーズの授賞式でミスティークとソー・ソリッド・クルーが披露したパフォーマンスに言及している。
「彼女たちが歌う一言一句に興奮したことを覚えているわ。私もいつかここに参加したいって思うようになった瞬間だったの」
セレステは先日、BBCの「ジュールズ倶楽部」に出演しているほか、来年の初めにはソールド・アウトとなっているロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアでの公演を含むUKツアーに乗り出すことが決定している。
一方、ジョイ・クルックスはトリップ・ホップに影響を受けたサウンドがファンの人気を獲得しているアーティストで、今年のグラストンベリー・フェスティバルにも出演している。
「子供の頃にブリット・アウォーズの授賞式を観ていたのを思い出すわ。リリー・アレンやコリーヌ・ベイリー・レイ、エイミー・ワインハウスといったお気に入りの人たちをテレビで観ていたの」とサウス・ロンドン出身のジョイ・クルックスは述べている。
「彼女たちのような影響力のある力強い女性たちに憧れてきた私にとって、彼女たちと同じように評価してもらえたことは本当に嬉しいことよ」
先日、『NME』のビッグ・リードにも登場したビーバドゥービーも2020年の新人賞の候補に選出されている。
本名をビー・クリスティというビーバドゥービーは“If You Want To”や“I Wish I Was Stephen Malkmus”といった楽曲がファンの間で人気を博しており、今回のノミネーションについては次のように述べている。「最高にクールね……寝室で書いた曲が多くの人たちに響いただなんて変な気持ちよ」
新人賞の受賞者は現地時間12月6日に発表され、受賞者は2020年2月18日に開催されるブリット・アウォーズ授賞式でパフォーマンスを披露することが決定している。