マイク・ヴァイオラは日本独自企画のベスト盤『ザ・ベスト・オブ・マイク・ヴァイオラ』が2020年1月22日にリリースされるが、そのボーナストラックにコラボレーションによるスペシャル・トラックが収録されることが決定している。
収録されるのは“悲しきLA天国”という楽曲で、マイク・ヴァイオラと漫画家の浦沢直樹、放送作家の倉本美津留、LA在住のミュージシャンHedayとのニュー・プロジェクト、MONAKAによるコラボレーションとなっている。レコーディングにはドラマーのジム・ケルトナーも参加している。
浦沢直樹は今回のコラボレーションについて次のように語っている。「何か一緒に作らないかという話になり、僕がざっくりとした曲のデモを作り、メールで送ったところ、マイクがそれを元にすぐに曲として完成させて、ロサンゼルスに来てこれをレコーディングしないか?ということになり、なんとジム・ケルトナーが叩いてくれる!となって、ロサンゼルスに飛んで行ったんです」
「マイクとはそのときに初めて知り合い、レコーディングを通して親しくなりました。レコーディングの場ということもあり、マイクは次から次へとアイデアを出し、まさに才気走った感じでした。頭の中のポップワールドが全開になっている感じでしたね。どんどんアイデアを出して作られるリフなどを弾くのに精一杯でしたが、僕も一生懸命ギターでついて行きました。そのギターをマイクがワイルドでいい!と採用してくれたのは、嬉しかったです」
マイク・ヴァイオラはザ・キャンディブッチャーズなどでの活動で知られ、トム・ハンクスが監督を務めた60年代の架空のビート・グループを描いた映画『すべてをあなたに』にファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレンジャーと共に挿入歌を提供し、アカデミー賞にもノミネートされている。