マイク・ヴァイオラはニュー・アルバムより2曲を披露したライヴ映像が公開されている。
マイク・ヴァイオラはロサンゼルスのゴールド・ディガーで行ったライヴより4月14日にリリースされた『ポール・マッカーシー』に収録されている“Love Letters From a Childhood Sweetheart”と“Scientist Alexis”の映像が公開されている。
パフォーマンス映像はこちらから。
“Love Letters From a Childhood Sweetheart”は、マイク・ヴァイオラが幼馴染の恋人キムと結婚したが、その最初の妻は結婚してすぐ癌と診断され、1年半後に亡くなったことをもとにした曲で、キムの母に捧げられている。
マイク・ヴァイオラはこの曲について次のように語っている。「辛い出来事をもとにした歌だけど、この曲を書いたのは素晴らしい経験だった。ギターを何気なく弾いていたときに、この曲がやってきた。とても特別な曲だよ。天からの贈り物だ。僕の家族は、娘たちも最初の妻のことは知っているし、他にも亡くなった親しい人たちのことをよく話している。僕らがそういった話をするのは、彼らの人生を祝っているんだ。でも、彼女の母のことを考えた。母が娘を失うなんてどれだけ悲しいことだろうか、と。誰もが愛する人を失う。だから、その経験を分かち合うことには価値がある。考えるだけで辛いし、歌うのは胸が痛む。でも、聴いてくれた人たちが心を通わせてくれる、それが大切なことなんだ」
日本盤の『ポール・マッカーシー』にはパニック・アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリー (パニック・アット・ザ・ディスコ) とジェイク・シンクレア (ウィーザー、ベック、フォールアウト・ボーイ、パニック・アット・ザ・ディスコのプロデューサー)が参加している。
マイク・ヴァイオラは新作について次のように語っている。「ポール・マッカーシーはちょっと変な作品を作っている実在するアーティストなんだけど、もしポール・マッカーシーが5人目のビートルズだったら、どうだろうと突然思いついた。ジョン、ジョージ、リンゴ、ポール、ポールだ。ビートルズがアメリカにやってきた時のイメージの中にポール・マッカーシーを置いてみた、そんなファンタジーの世界だ。『もし僕がビートルズに参加したら?』、僕がミュージシャンになると決心したときも、そんなことを考えた。我ながらバカげているとも思うけど、誰でも一度は想像したりするよね(笑)」