リアム・ギャラガーは今思うお気に入りのジョン・レノンの楽曲を明かしている。
リアム・ギャラガーは長年にわたるジョン・レノンの大ファンであることで知られており、自身の息子の名前をレノンと名付けているほか、セカンド・ソロ・アルバム『ホワイ・ミー? ホワイ・ノット』のタイトルもオノ・ヨーコから贈られた絵画に着想を得てタイトルが付けられたものになっている。
『アンカット』誌によるインタヴューの中で、リアム・ギャラガーはジョン・レノンのお気に入りの楽曲として“Beautiful Boy (Darling Boy)”の名前を挙げている。同曲はジョン・レノンとオノ・ヨーコが1980年に発表したアルバム『ダブル・ファンタジー』に収録されているもので、息子であるショーン・レノンのために書かれた楽曲となっている。
リアム・ギャラガーは“Beautiful Boy (Darling Boy)”について、2000年発表のオアシスの4作目のアルバム『スタンディング・オン ・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ』に収録されている“’Little James”に影響を与えたとして次のように語っている。
「“Little James”は“Beautiful Boy”と“Hey Jude”に影響を受けていてね」と彼は語っている。「“Beautiful Boy”からの影響が大きいかな。魂を持っている人であれば、家で休んでいる時に子供を抱きしめる日があるということに気付いてもらえると思うんだけどさ。それを批判する人がいるとしたら、そいつは心がないか、人生の意味を知らないんだろうね」
「心のない奴にアドバイスはあるかって? どうでもいいね。相手にするまでもないよ」と彼は続けて語っている。
「ジョン・レノンは俺にとってのすべてなんだ」と2012年にリアム・ギャラガーは『NME』に語っている。「彼のほうがポール・マッカートニーよりいいソングライターだったと言ってるわけじゃない。俺が言ってるのは2人とも別々で、どちらも優れてるってことだよ。でも、俺はジョン・レノンのほうが好きなんだ。というのも、美しくて、狂ってるからね」
彼は次のように続けている。「ポール・マッカートニーはノエルみたいだよな。いい人過ぎるんだよ。ジョン・レノンはひねくれてて、俺はそういうのが好きなんだ。彼の声が俺のすごく好きなところだよね。彼が喋っているのが好きなんだ。あれはとんでもないよ。でも、彼の歌っている時の声がピカイチだよな。政治的な意見? そんなの気にしなくていんだ。政治なんてどうでもいい。でも、彼の声も、彼の曲も、彼の声もすべてが俺にとってはかけがえのないものなんだ」
一方、リアム・ギャラガーは最新作『ホワイ・ミー? ホワイ・ノット』に収録されなかった“The World’s In Need”と題された未発表曲をリリースするかもしれないと語っている。