ブライアン・イーノとその弟のロジャー・イーノは初となる兄弟デュオ・アルバム『ミキシング・カラーズ』より“Celeste”のミュージック・ビデオが公開されている。
『ミキシング・カラーズ』は3月20日にリリースされる作品で、ミュージック・ビデオはブライアン・イーノと、ミュージシャンでソフトウェア・デザイナーのピーター・チルヴァースが共同でプロデュース/監督したものとなっている。“Celeste”はその第一弾で、続編は今後数ヵ月に亘って公開されていくという。
“Celeste”のミュージック・ビデオはこちらから。
『ミキシング・カラーズ』は兄弟の15年にわたるコラボレーションをまとめたもので、ロジャー・イーノが1曲ずつMIDIキーボードで録音したMIDIファイルをブライアン・イーノに送り、それをブライアン・イーノに手を加えることで完成したという。
「これは15年以上にわたる、僕らの会話のやりとりのようなものだね」とロジャー・イーノは語っており、収録された18曲には1曲を除いてすべて色と関連したタイトルがつけられている。
ロジャー・イーノは次のように続けている。「この作品は、ぼくらが共有するアート、音楽、文学への興味から出発し、まさにコラボレーションそのものとして実ったものだ。このアルバムを聴けば聴くほど、とりわけブライアンが作り出したすばらしい世界に触れれば触れるほど、聴き手は巨大な風景の中に入り込み、その中で無限の時間を過ごせるようになる」
ブライアン・イーノは本作について次のように語っている。「このアルバムのほとんどすべての作業は電車の中で行いました。私はコンピューターとヘッドホンを持ってシートに座ります。これらの作品は私にとって完全に電車の音楽なのです」