クイーンのギタリストであるブライアン・メイは新型コロナウイルスのパンデミックで人類は「素晴らしいことを学ぶことになる」と考えていることを明かしている。
「ITVニュース」に対してブライアン・メイはパンデミックに個人的にも影響を受けていると述べ、新型コロナウイルスについて様々なことを語っている。
「誰にとってもすごく大変な時だよね」と彼は語っている。「悲劇的なことだよね。でも、感謝すべきこともある。大変な時を過ごしている人がたくさんいて、僕らは多くの人を失うことになる。それは自分かもしれない。僕は年配で、弱い人間だからね。でも、悪いことばかりじゃない。楽しみにしているいいこともあるわけで、これは今だけのことだからね」
ロンドンの自宅で自己隔離している体験についてもブライアン・メイは次のように語っている。「暗い時を過ごしていて、僕も憂鬱だよ。まず、本当に大変だということに気付かされたよ。特に自由が失われているのはね。でも、自分も乗り越えているところだよ。隔離にも楽しさがあることにも気づいたよ。たくさんね。人々がクリエイティヴになるんだ」
彼は次のように続けている。「これを切り抜けたら、僕らは素晴らしいことを学ぶことになると思うんだ。僕らが学んだことを忘れないことを願うよ。自宅でも働けるということ、車や飛行機を止めることができること、空気をきれいにできること。それは限りない命を救うことになる。動物が道路ではねられることもないしね。野生生物の救助団体はまったく違うことを経験しているんだ」
「僕らの考えるこうしたことはすべて社会の一部であり、排除することなんてできないんだ。人間がこの世界にもたらしたすべての悪は必然的なもので、おそらく僕らは変えることができるんだ。新しい方向性が必要なんだよ」
今年の初めにブライアン・メイはクリスマスの時期に憂鬱になってしまうことについてその心境を明かしている。
また、ブライアン・メイはクイーンの名曲の弾き方を家から配信している。新型コロナウイルスの影響で外出制限が続くなか、「マイクロコンサート」と題してブライアン・メイは毎日、ギターの弾き方を配信している。