元カサビアンのフロントマンであるトム・ミーガンは暴行で有罪となったことを受けて声明を発表し、自身の行動について「完全に全責任は自分にある」と述べている。
先日、カサビアンは「自身の人生を軌道に再び乗せることに全エネルギーを集中」させるために「双方の合意」によってトム・ミーガンがバンドを離れることを発表していた。トム・ミーガンは元フィアンセのヴィッキ・エイジャーへの暴行の容疑でレスター治安裁判所に出廷しており、罪を認め、200時間の無償労働を宣告されている。
これを受けてカサビアンは声明を発表しており、「暴行の有罪判決を見逃すことはできない」として「私たちにはトムにバンドを脱退するよう求める選択しかありませんでした」と述べている。
トム・ミーガンはソーシャル・メディアへの投稿で謝罪しており、自身のアルコール中毒とADHD、リハビリに行くこと、ヴィッキ・エイジャーとなおパートナーであることを説明している。
「昨今の出来事について声明を発表して、正式にパートナーのヴィッキ・エイジャー、バンドメイト、友人、家族、ファンに謝罪したいと思います」と彼は声明を始めている。「非常に申し訳ないと思っているし、先日の自分の行動に深く後悔しています。自分の行動を見逃したり、言い訳をしようとはまったく思っていません。完全に全責任は自分にあります」
トム・ミーガンは続いて「自身のアルコール中毒と長年闘ってきました」として4月の出来事は「自分がどんな人間なのか、どんな人間になってしまったのかの警鐘となりました」と述べている。
彼は次のように続けている。「また、最近、私はADHDと診断されました。これが私の行動の言い訳になるわけではありませんが、自分の行動の問題をより理解する助けとなっています」
I would like to make a statement following recent events. Full statement below. pic.twitter.com/GFIt6lqPjg
— Tom Meighan (@MeighanOfficial) July 8, 2020
「私は手に負えない状況にありました。私のメンタル・ヘルスはどんどん不安定になり、限界点に達していたのです」
トム・ミーガンはアルコール中毒のリハビリに入ったとのことで、これまでは「しらふ」でいたことはなかったと述べている。
「今は大変な時です。3週間前にリハビリを終えましたが、家族や友人の支えもあって、1日1日をまったくアルコールを飲まずに過ごしています」
「今は私が気にかける人々のためだけなく、自分自身のためにもそうしたいと思っています」
先日、カサビアンはトム・ミーガンが出したファンの愛と応援に感謝し、「今はいい場所に」いて、「すぐにみんなと会えたらと思っている」と述べたメッセージにも言及していた。
「私たちはトムが白状して、自分のしたことをみなさんに言うと思っていましたが、彼はそうせず、多くのファンを誤解させることになりました」
それに対してトム・ミーガンはメッセージを出した時は法的手続きを受け入れられていなかったとして「これまでよりも精神的にいい状態にあることを知らせて、皆さんを安心させたかっただけです」と述べている。
「故意にファンを誤解させようとしたのではなく、本当にファンには感謝しています」
トム・ミーガンは次のように続けている。「ヴィッキと私はより強いカップルとしてここから前に進んでいけたらと思っています。いつか私を許してくれることを願っています」
法廷では4月9日の事件時にトム・ミーガンが「ひどく酔っ払った匂いがしていた」と述べられている。暴力を目撃した子供が「家庭内で事件が起きた」と通報したという。検事のナイーム・ヴァリは警官がヴィッキ・エイジャーが「見るからに怒っていた」と評し、一方、トム・ミーガンについては「非協力的で攻撃的だった」と述べていたと語っている。