東京事変が、映画『さくら』の主題歌を担当することが発表された。
『さくら』は、西加奈子の同名小説を実写映画化した作品。『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などの矢崎仁司監督がメガホンをとり、物語の中心となる長谷川家の3兄妹を北村匠海と小松菜奈、吉沢亮、両親を寺島しのぶと永瀬正敏が演じる。
主題歌に決定したのは、東京事変が本作のために書き下ろした「青のID」だ。今回の発表に合わせて、映画のメインビジュアルと、楽曲の一部が聴ける予告編が公開された
東京事変 コメント
この度は我々の大好きな人が書いた小説の映画化にあたり、
主題歌をご注文くださり、ほんとうにありがとうございます。
小松菜奈氏ら適切な配役をはじめ、終始大胆且つ繊細な傑作。
ハイティーン期間限定のあの、痛くて痒くて堪らないきぶんを
思い出し、久し振りに孤独に咽びながらしかし皆で力を合わせ
ながら、映画へ寄り添うべく精一杯努めました。子供と大人の
間の宙ぶらりんを自覚すればこそ振り絞りたいと焦り、未熟な
汗と涙を撒き散らす。お若いかたがたのそんなご様子を垣間見
るたび一緒に胸震わせてしまうのは、自分もその荒波を必死で
泳いだ者の内の一人だからだと改めて気付かされるのでした。
そして昨今、悪送球見舞われ続ける人類。各々何かと覚束ない
いまだからこそ本作を多くのかたがたと分かち合いたいです。
どんなときも愛を込めて。東京事変2O2O。