カセットテープの生みの親として知られるLou Ottensが享年94歳で逝去

Lou ottens

カセットテープの発明者として知られるオランダのエンジニアであるルー・オッテンスが亡くなった。享年94歳だった。

ルー・オッテンスは1952年から電気機器メーカーのフィリップスに務め始め、1960年には製品開発のトップに就任している。そこで彼はチームと共に世界初のポータブル・テープ・レコーダーを開発している。

1963年に見本市のベルリン・ラジオ・ショウで初のカセットテープを紹介しており、それまで使われていた面倒なリール・トゥ・リール・システムに取って代わることとなっている。翌年、「コンパクト・カセット」という名称が商標登録されている。

ソニーと契約を結んだことでルー・オッテンスのデザインは競合を退け、世界中で使われるスタンダードなカセット規格となった。これまで1000億本以上が売れたと見られている。

その後のキャリアではフィリップス・オーディオの技術部門の取締役となり、ルー・オッテンスは1979年にフィリップスとソニーによるコンパクト・ディスクの共同開発で重要な役割を果たしている。CDは1982年に世に出て以降、2000億枚以上が売れている。

カセットテープは思いがけず近年人気が高まっており、2020年の売り上げが2倍になったことが明らかになっている。

英国レコード産業協会は2度の新型コロナウイルスによるロックダウンがあったものの、2020年に15万7000本のカセットテープが売れたことを発表している。

これは2003年以降最多の売り上げとなっていて、2003年はオアシスやガールズ・アラウド、バステッドの曲が収録された『NOW 54』が最多売上を記録している。

2020年に売れたカセットテープの売上上位はレディー・ガガの『クロマティカ』、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの『カーム』、ヤングブラッドの『ウィアード!』、ザ・1975の『仮定形に関する注釈』となっている。

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