2003年に公開された『ジョゼと虎と魚たち』は、田辺聖子の同名短編小説を、犬童一心監督が妻夫木聡と池脇千鶴を主演に迎えて実写映画化。その年のキネマ旬報・日本映画ベストテンに選ばれた他、数々の映画賞を受賞するなど大きな話題を巻き起こした。足が不自由な少女ジョゼと、大学生・恒夫の出会いの物語は、20年近く経った今も全く色褪ることなく、幅広い世代の人々に青春恋愛映画の金字塔として愛され続けている。昨年には劇場アニメ版が公開されて再び注目を集めるなど、時代を問わず新たな魅力を提供し続けている。そして今年、日本映画史に足跡を残した珠玉作が、昨今勢いのある韓国映画界の手によってリメイクされ、新たな究極の純愛ラブストーリーとして生まれ変わる──。
ジョゼを演じたのは、日本でも人気の韓流ドラマ「知ってるワイフ」、「ある春の夜に」などに出演し、韓国ドラマ界で“ラブコメの女王”として活躍する名女優ハン・ジミン。近年は映画にも精力的に出演し、『虐待の証明』では韓国最大の映画賞で主演女優賞を受賞するなど幅広い演技力が高く評価された。そして、心優しき青年ヨンソク役には、Netflixの人気ドラマ「スタートアップ:夢の扉」に主演するなど、いま最もホットな若手俳優として注目を浴びるナム・ジュヒョク。この二人は「まぶしくて ─私たちの輝く時間─」以来の再共演を果たすことになった。監督・脚本を務めたのはキム・ジョングァン。日本実写版のエッセンスを巧みに取り入れながら、四季が織りなす映像美を背景に、官能的でみずみずしい美しさにあふれた二人の物語を撮り上げた。
今回解禁となったポスタービジュアルは、レトロで色鮮やかな部屋の中でジョゼとヨンソクがお互いを見つめ合っているシーンが切り取られている。「わたしはジョゼ、あなたに恋をしました。」というキャッチコピーが表しているように、ヨンソクに対するジョゼの恋心が伝わってくる。また、二人の頭の上にイラストが散りばめられていたり、タイトルのロゴに虎と魚が隠れているなど、遊び心のあるデザインに仕上がっている。さらに本編より場面写真が解禁。壮大な草原を背景にヨンソクがジョゼを背負っているカットには、二人ならどこへでも歩んでいける、愛の深さと力強さを感じることができる。
ジョゼと虎と魚たち
脚本・監督:キム・ジョングァン
出演:ハン・ジミン、ナム・ジュヒョク
2020年|韓国|韓国語|117分|カラー|シネスコ|5.1ch|原題:조제|英題:Josée|字幕翻訳:鷹野文子 映倫 G
提供:木下グループ 配給:キノシネマ
Original Film © 2003 “Josee, the Tiger and the Fish” Film Partners. All Rights Reserved.
© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
公式サイト:https://movie.kinocinema.jp/works/josee