『モーリタニアン 黒塗りの記録』が10月29日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開することが決定、夢の競演!?シーン映像&場面写真を解禁した。
この度解禁された映像は、モハメドゥ(タハール・ラヒム)の起訴に燃える米軍中佐スチュアート(ベネディクト・カンバーバッチ)が、訓練生時代の同期でモハメドゥを取り調べたことのあるニール・バックランド(ザッカリー・リーヴァイ)とビリヤードに興じる場面。
一見すると友人との憩いの時間のようにも思えるが、スチュアートはモハメドゥに関する情報を入手しようとさりげなくニールに探りを入れる。
何故ならばグアナンタナモ収容所での情報は不可解なことに機密扱いとなっており、米政府側であるはずのスチュアートにも詳細がなかなか明らかにされないからだ。
焦りの色を見せるスチュアートにニールは「MFR」なるものの存在を明かす。MFRとは記録用覚書のことで、尋問方法から証言内容まですべてが記されている重要書類なのだという。
それこそがモハメドゥを起訴する際の大きなヒントになると直感したスチュアートはMFRの入手方法を尋ねるが、ニールはすぐさまこう告げる。「渡すとなるとスパイ法違反になる」と…。
スチュアートはモハメドゥ極刑を望む米政府からの依頼で起訴への準備を進めている。それなのになぜ米政府は曖昧な情報しか流さないのか!?そこには世界を震撼させる不都合な真実が隠されていた。
ニールを演じるのは、DCコミックス原作の映画『シャザム!』でスーパーヒーローのシャザムに扮したザッカリー・リーヴァイ。かたやカンバーバッチは、マーベル・コミックス原作の映画『ドクター・ストレンジ』の主人公ドクター・ストレンジとしてお馴染みだ。
そんな二大コミックスの二大ヒーローの貴重な2ショットを祝福するかのように、今回解禁された映像の冒頭ショットには、『シャザム!』内で重要なアイテムとなる“マジック8ボール”を彷彿とさせる8の数字が書かれたビリヤードボールがチラリとカメオ出演している。
社会派映画ながらも、アメコミファンをクスッとさせる粋な演出が盛り込まれた『モーリタニアン 黒塗りの記録』。ヒーローコスチュームを脱いだ二人のセリフのやり取りと静かなる駆け引きは興味深い。
くわえて、アメリカのネイティブな英語を勉強して完璧な発音を習得したカンバーバッチのイントネーションにも耳を傾けてほしい。
モーリタニアン 黒塗りの記録
監督:ケヴィン・マクドナルド『ラストキング・オブ・スコットランド』 『消されたヘッドライン』
出演:ジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバ―バッチ、タハール・ラヒム、シャイリーン・ウッドリー、ザッカリー・リーヴァイ
原作:モハメドゥ・ウルド・スラヒ「モーリタニアン 黒塗りの記録」(河出文庫)
2021年/アメリカ/英語/129分/ドルビーデジタル/カラー/スコープ/5.1ch/原題:THE MAURITANIAN/G/字幕翻訳:櫻田美樹
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ © 2020 EROS INTERNATIONAL, PLC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式Twitter(@kuronuri_kiroku):https://twitter.com/kuronuri_kiroku