スクーター・ブラウンは最近のインタヴューでテイラー・スウィフトと彼女のファンベースについて自身の見解を語っている。
MSNBCのテレビ番組『ザ・ビート』に出演したスクーター・ブラウンはテイラー・スウィフトのマスター音源を買収したことやファンベースを「武器のように扱う」ことについて語っている。
「テイラー・スウィフトのキャリアを通したマスター音源を購入したのは自分じゃないんだ。レーベルを買収した時、向こうの陣営に言ったのは『もし彼女が戻ってきて、話に参加したいと言ったら、いつでも教えてほしい。その時はこの契約はしない』ということなんだ」とスクーター・ブラウンは語っている。
スクーター・ブラウンは次のように続けている。「そうしたら今では公開されているけど、Eメールを見せられたんだ。そこには、その交渉に彼女が参加したくないこと、今回の買収に興味がないことが書かれていたんだ」
スクーター・ブラウンは「テイラー・スウィフトには音源を再レコーディングするあらゆる権利がある」と続けている。「彼女はマスター音源を手に入れる権利があるし、彼女の前途がいいものになることを願っている。彼女について悪いことはまったく興味がないんだ」
ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデ、デミ・ロヴァートらと仕事をしてきたスクーター・ブラウンは「これまでもテイラー・スウィフトについて悪いことを言ったことないし、これからもそうするつもりはない」と語ったものの、唯一同意できないのは「ファンベースを武器のように扱う」ことだとしている。
スクーター・ブラウンはテイラー・スウィフトが彼を非難するように煽動したとは言わなかったものの、激昂したファンは彼の家族を危険にさらすことになると述べている。2019年11月、今は消されているインスタグラムの投稿でスクーター・ブラウンは複数の「殺人予告」を受け取ったと明かしていた。
スクーター・ブラウンはファンを「武器のように扱う」アーティストはそれが「いかに恥ずかしい」ことを知ってほしいと述べ、「ファンベースに責任を持つべきだ」と続けている。
テイラー・スウィフトはスクーター・ブラウンがビッグ・マシーン・レーベル・グループ3億ドルで買収したことを受けて、『レピュテーション』までの初期6作の再レコーディングを行っている。当時、テイラー・スウィフトは次のように述べている。「世間にも発表された今、スクーター・ブラウンが私のマスター音源を購入したことを知りました。それで思うのは彼から長年受けてきた、巧みに操られた執拗ないじめのことです」
「キム・カーダシアンが違法で録音した私との電話をリークするよう仕向けた時も、スクーター・ブラウンは自分の手掛けている2組にオンラインで私をいじめるようにさせました」
一方、テイラー・スウィフトは自身の出演するデヴィッド・O・ラッセル監督の映画『アムステルダム』のトレイラー映像がラスベガスで開催されたシネコンで公開されている。映画『アムステルダム』にはジョン・デヴィッド・ワシントン、マーゴット・ロビー、クリスチャン・ベイルらが出演する。