ノエル・ギャラガーはデヴィッド・ボウイについて「今こそかつてないほど影響を受けている」と語っている。
デヴィッド・ボウイの映画『ムーンエイジ・デイドリーム』のプレミア上映でノエル・ギャラガーは『スカイ・ニュース』に対して映画について「音楽全体においても最も興味深い物語の一つだね」と語っている。
「俺の場合は純粋に音楽を通しての関係なんだ」とノエル・ギャラガーは説明している。「デヴィッド・ボウイのことはそんなによく知らないからね。最初に彼のことを知ったのは80年代で、『レッツ・ダンス』の頃だった。そこから遡っていったんだよ。音楽にのめり込むようになって、遡っていったんだ」
「大ファンだよ。とにかく大好きだね。でも、今こそかつてないほど影響を受けているんだ。史上最高の1人だよね」
ノエル・ギャラガーは2017年発表の『フー・ビルト・ザ・ムーン?』を作るにあたってデヴィッド・ボウイから受けた影響について語っている。
「初めてスタジオで曲を書いてみたんだ。デヴィッド・ボウイはいつの時代もよくそうしてきた。当時のプロデューサーにもっとそうしてみればいいと促されたんだ」とノエル・ギャラガーは説明している。
「プロデューサーは『デヴィッド・ボウイのインタヴューを聞いてみなよ。自分自身を慣れない環境において、自分のやっていることに少し確信が持てない状態にしなくちゃいけない』と言っていてね。当時のアルバムでやろうとしていたことにはそれが良かったんだよね」
先日、ノエル・ギャラガーは新作の曲に取り組んでいる時にデヴィッド・ボウイの真似をしたことを明かしている。また、デヴィッド・ボウイに影響を受けた“Pretty Boy”という新曲についても言及している。
「夜遅くまでデヴィッド・ボウイの声を真似ていたんだ。『曲を書き上げるまでに、デヴィッド・ボウイのような曲になったら、デヴィッド・ボウイのような声で歌おう』と思ったんだ」
2014年にノエル・ギャラガーはブリット・アウォーズでデヴィッド・ボウイが最優秀男性ソロ・アーティスト賞を受賞した時にプレゼンターを務めている。
「まさに次の日の夜、自分のiPadにメールが届いたんだ」とノエル・ギャラガーは語っている。「そこには『昨晩の賛辞はありがとう。曲を書き続けてくれ。愛を。デヴィッド』と書かれていてね。『デヴィッド? どのデヴィッドだ? デヴィッドなんて知り合いはいないぞ』と思ったんだけどさ。徐々に気づいて、すぐに返信したんだ。『とんでもありません』ってね。そうしたら、彼からもEメールが戻ってきて、『俺はデヴィッド・ボウイと会話をしているのか?』と思ったよ」
「デヴィッド・ボウイだと分かって、彼は『曲を書き続けろ』と言ってて、俺は『ライヴを始めましょう』と返したんだけどさ。彼はカッコよかったよ。俺の好みよりちょっと背は高かったけど、カッコよかったね」
昨年、ノエル・ギャラガーはベスト盤『バック・ザ・ウェイ・ウィー・ケイム:Vol 1 (2011-2021)』のリリースに伴って、“We’re On Our Way Now”と“Flying On The Ground”という2曲の新曲が公開されている。
映画『ムーンエイジ・デイドリーム』はIMAXシアター限定で9月16日から上映され、UKでは9月23日より公開される。