ペドロ・アルモドバル監督最新作『パラレル・マザーズ』が、11月3日(木・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開、7度目のタッグを迎えるアルモドバル監督&ペネロペ・クルスからのコメントと、メイキング写真を解禁した。
この度、『ライブ・フレッシュ』以来、7度目のタッグとなるアルモドバル監督と主演ペネロペ・クルスのコメントが到着した。お互いの印象について、監督は「彼女のデビュー作品『ハモンハモン』をみて、「一緒に仕事をしたい」と思ったのを覚えている。彼女は優れたコメディアンでありながら、痛みや感情についてとても深く理解しており、実力がある。私の仕事のやり方にもすぐに適応してくれた。」と回顧。一方でペネロペは、両親が持っていたビデオテープでアルモドバル監督の映画を観てファンになり、以後、アルモドバルとタッグを組み続けている。「彼はいつも、私がそれまでにやったことのない新たな題材に挑戦させてくれてチャンスを開いてくれた。そして彼は、私の演技を事前にイメージ出来るようで、そのことにとても感謝している。」と、7回目の共同作業となる今では阿吽の呼吸で意思疎通が図れることを明かした。
「今後の二人のコラボレーションは?」の質問に、監督は笑いながら「彼女は私の作品すべてに出演したいと言っていて、もちろんペネロペには全作品に出てもらいたいが、まだ脚本を書いていないものもある。だから全てに彼女が出てくるかどうかはまだ分からない。でも、おそらく起用し続けるだろう。彼女は私の芸術的な家族の一員であり、個人的な感情の家族の一員でもあり、私の古いスタイルの劇団の一員だと思っている。」と回答。ペネロペは、「彼の映画に100本出演できたとしても、十分ではないの。彼と一緒に撮影現場にいるときはいつも大冒険だし、彼と食事に行くときでさえ同じ気持ちを抱く。私たちは永遠にお互いの人生の中にいる。」と熱く答え、ふたりの固い絆は友情や恋愛をも凌駕する超越した場所にあることが窺える。
併せて解禁となったメイキング写真では、ペネロペと監督の距離感からしっかりと構築された彼らの信頼関係が伝わってくる3枚となっている。
パラレル・マザーズ
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル (ペイン・アンド・グローリー/ボルベール〈帰郷〉)
出演:ペネロペ・クルス ミレナ・スミット イスラエル・エレハルデ アイタナ・サンチェス=ギヨン ロッシ・デ・パルマ フリエタ・セラーノ
2021/スペイン・フランス/スペイン語/123分/カラー/5.1ch/ドルビーデジタル/アメリカンビスタ 原題:MADRES PARALELAS 字幕翻訳:松浦美奈 R15+
© Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU 配給・宣伝:キノフィルムズ 提供:木下グループ
公式サイト:pm-movie.jp/twitter:@pm_movie_jp