ビリー・アイリッシュは気候変動に関する対話を行うために8人の若い環境活動家を招いている。
ビリー・アイリッシュは『ヴォーグ』誌の表紙巻頭特集の一部を30歳以下の環境活動家との対話に使っている。特集記事と同時に10分の映像も公開されている。
参加した活動家には気候変動とメンタル・ヘルスに関する書籍を今年刊行予定のトリ・チョイ、カリフォルニア州知事のギャヴィン・ニューサムに気候緊急事態宣言を求めるために高校でストライキを行ったライアン・バーバレットらが含まれている。
他にもクィア・ブラウン・ヴィーガンとして知られる環境教育者のイサイアス・ヘルナンデス、モデルで先住民の権利活動家であるクアナ・チェイシングホース、フライデーズ・フォー・フューチャーの提唱者で、リアース・イニシアチヴの共同設立者であるシエ・バスティダ、持続可能な服飾デザイナーにしてアニメーターのマヤ・ペン、故郷の有害な石油採掘の凍結をビッグ・オイルに求めたナレリ・コボ、ローズ奨学生で、ブラック・ガール環境団体を立ち上げたワンジク・“ワワ”・ギャザールが参加している。
9人は気候危機への取り組みの緊急性、食糧不安、気候への不安、将来への希望などのテーマについて話し合っている。「私なんかここにいる資格もないと思う。そんなに知らないから。まだ学んでいるところなの」とビリー・アイリッシュは語っている。
ビリー・アイリッシュは地球を保護する自身の取り組みについて次のように語っている。「私はなるべく口を突っ込まないようにということにあらゆる努力を注いできた。というのも、いい反応をもらえないから。みなさんの信じている理念が悪く見えてしまうし、みなさんが人々を苛立たせる感じになってしまうってね」
「『私を見て。私が違いを起こす』なんてパレードするようにはなりたくない。私は違いを起こしながらも、そのことについては黙っていたい」
ビリー・アイリッシュは昨年6月に環境問題についてのイベント「オーヴァーヒーティッド」をロンドンのO2アリーナで開催している。オーヴァーヒーティッドは自身のロンドン公演と同時開催されたもので、環境活動家、ミュージシャン、デザイナーらが集まって「気候危機と変化をもたらすために行っている活動について議論する」ものとなっていた。