スリーフォード・モッズはニュー・アルバム『UKグリム』を3月10日にリリースすることを発表している。
2021年発表の『スペア・リブ』に続く新作からは新型コロナウイルス以降のイギリスを荒涼な形で描いたアルバム・タイトル曲が公開されている。ミュージック・ビデオは『タイム』誌の表紙イラストなどを手掛けてきた英コラージュ・アーティストで風刺作家のコールド・ウォー・スティーヴが手掛けている。
スリーフォード・モッズにとって通算7作目となる『UKグリム』にはジェーンズ・アディクションのペリー・ファレルとデイヴ・ナヴァロ、ドライ・クリーニングのヴォーカルであるフローレンス・ショウが参加している。
「アルバムは新型コロナウイルスでイベントのなかった期間に書かれたもので、自分に対しても他の人間に対してもより怒りが強くなっていた」とメンバーのジェイソン・ウィリアムソンは新作について語っている。「そのエネルギーはずっとアグレッシヴになっているんだ」
ジェイソン・ウィリアムソンは全英トップ5を記録して「驚かされることになった」前作『スペア・リブ』の自然な意味での後継的な作品だと新作について語っている。
「あのアルバムがいいことは分かっていたけれど、ああいう受け取られ方になるとは思っていなかった。また、時代意識に触れる作品になるかというと、そうだとは思わない。自分たちなりのことをまたやっているからね。理性の欠如した政府の政治を除けば、影響を受けたものはない。その意味で『UKグリム』は途方に暮れている人たちや、バカに苦しめられている人たちの心を打つかもしれないね」