レディオヘッドのドラマーであるフィル・セルウェイはソロ・サード・アルバム『ストレンジ・ダンス』よりタイトル曲が公開されている。
アルバム『ストレンジ・ダンス』からは昨年10月に“Check For Signs Of Life”が、先月“Picking Up Pieces”が公開されている。フィル・セルウェイは“Strange Dance”について『キッド A』や『アムニージアック』のレコーディングやツアーを行っていた時期にまで遡り、「長い妊娠期間があった」と語っている。
“Strange Dance”の音源はこちらから。
「オリジナルの形では20年以上前、アルバムでも最初に書かれた楽曲だった」とフィル・セルウェイはプレス・リリースで述べている。「だけど、アルバムでは最後に完成した曲でもある。歌詞が最後のレコーディング・セッションで形になったんだ」
フィル・セルウェイは曲名にもアルバム名にもなった「ストレンジ・ダンス」の比喩的な意味合いについて説明している。「人生や人間関係において両立不可能な要素のバランスを取る時のねじれについて言っているんだ。それは不確実性の時代を切り開く手助けとなるんだ」
フィル・セルウェイは2月24日にリリースされる新作について以前次のように述べている。「このスケールというのは前々からとても考えていたものなんだ。広大なサウンドスケープでありながら、その核心には親密なヴォーカルがあって、それを包み込むようなものにしたかった」
また、フィル・セルウェイは2月5日まで開催されたインディペンデント・ヴェニュー・ウィーク2023のアンバサダーに就任している。10周年となる今回は1週間の間にライヴ会場やそれを運営する人々を支援するために300以上のライヴハウスでイベントが開催された。
「お金のために会場を運営しているんじゃないんだ。情熱のプロジェクトなんだよ。その中心には国の各地で毎晩行われている文化的なイベントがある。レディオヘッドの頃を振り返ることで、自分たちの成長にとってどれだけ重要なものだったのかと気付かされたんだ」