リンキン・パークは2003年にリリースされたセカンド・アルバム『メテオラ』の20周年記念盤が4月7日にリリースされることが決定している。
『メテオラ:20周年記念盤』は限定盤スーパー・デラックス・ボックス・セットを筆頭に、デラックス・アナログ・ボックス・セット、デラックス3枚組CD、デジタル配信など複数のフォーマットで発売される。国内盤発売に関する情報は後日改めて発表される、
『メテオラ:20周年記念盤』の最も注目すべき点は、これまで未発表だった貴重な音源が収録されることで、リリース発表と共に未発表曲“Lost”がミュージック・ビデオと共に公開されている。
マイク・シノダは“Lost”について次のように語っている。「この楽曲を見つけ出したときは、以前撮ったことさえ忘れてしまっていたお気に入りの写真を見つけ出したような感覚だったよ。まるでその姿を現すのに絶好のタイミングを待っていたかのような感じだった」
「何年もの間ファンのみんなから、チェスターのヴォーカルが聴ける何かしらの音源をリリースして欲しいと言われていたんだけど、こんなスペシャルな形でそのリクエストを実現させることができて、感激している。『メテオラ:20周年記念盤』に収録されている素晴らしい未発表曲やビデオ映像などを目の当りにしたら、みんな圧倒されるだろうね」
ミュージック・ビデオはピープルプリザーとマチェイ・カシアラのWeb3スタジオ、SHIBUYAがプロデュースとアニメーションを担当し、Kaiber.aiのAIプロダクションをフィーチャーしたカッティング・エッジなAIレンズが用いられている。
このタイミングでリンキン・パークは新たにディスコードを正式にスタートさせることも決定しており、ディスコード・ステージではQ&Aセッションも開催される。
限定盤スーパー・デラックス・ボックス・セットはオリジナル・アルバム『メテオラ』、今回初めてアナログ化となる『ライヴ・イン・テキサス(2枚組LP)』、未発表ライヴ音源『Live in Nottingham 2003(2枚組LP)』という5枚のアナログ盤、そしてアルバム『メテオラ』を始め、『LPU Rarities 2.0』、『Live Rarities 2003-2004』、『Lost Demos』と名付けられた計5枚のCD、そしてこれまで未発表となっていた4公演のライヴ映像やメイキング映像などを収録した3枚のDVDが収録される。ボックス・セットにはさらに、40ページに及ぶブックレットの他、36” x 24”サイズのポスターやリトグラフ、ステッカーやステンシル、そしてハイレゾ音源ダウンロード・カードが同梱される。
同時発売となるデラックス・アナログ・ボックス・セットには、アルバム『メテオラ』と2枚組LPとなる『LPU Rarities 2.0』、そして『Live Rarities 2003-2004』からなる4枚のアナログ盤が同梱されている。また、同じく同時発売となるデラックス3枚組CDは、未発表楽曲「ロスト」のオリジナルのアンディ・ウォレス・ミックスを追加収録したアルバム『メテオラ』に加え、『LPU Rarities 2.0』と『Live Rarities 2003-2004』を収録した3枚のCDで構成されている。
リンキン・パークは2017年にチェスター・ベニントンが亡くなったことを受けて活動を休止している。しかし、マイク・シノダはバンドの現状について「数週間ごと」にバンド・メンバーと話し合いをしていると語っている。
「リンキン・パークで伝えられる唯一のニュースは、数週間ごとに話し合いをしているということだね。連中とは一部の連中とかと話をしているよ」とマイク・シノダは語っている。「ツアーもなければ、新曲も、アルバムも計画にはない。だから、これだけは言わせてほしいんだけど、今はそういうことはないということを覚えておいてほしい」