ジョニ・ミッチェルは昨年の夏にニューポート・フォーク・フェスティヴァルで披露したサプライズのパフォーマンスを収録したライヴ盤『ジョニ・ミッチェル・アット・ニューポート』がライノ・レコーズから2023年7月28日に全世界同時発売されることが決定している。
本作はジョニ・ミッチェルとの深い親交で知られるブランディ・カーライルがジョニ・ミッチェルと共にプロデュースを手掛けており、アルバムからは“Both Sides Now”の音源が今回公開されている。
2022年7月24日、ジョニ・ミッチェルはブランディ・カーライルのほか、フィル&ティム・ハンセロート、ワイノナ・ジャッド、マーカス・マムフォード、セリース、ジェス・ウルフ、ルーシャスのホリー・レシグ、ドーズのテイラー・ゴールドスミスらと共にステージに上がっている。
『ジョニ・ミッチェル・アット・ニューポート』のライナーノーツでキャメロン・クロウは、ニューポートでの感動的な凱旋を導くこととなった、2015年の致命的な脳動脈瘤からの、ジョニの険しくも奇跡的な回復について、次のように記している。
「ステージの袖から現れたジョニは、ベレー帽とサングラスをつけた上品な夏のスタイルで、ゆっくりとスムーズに登場した。すると、彼女の柔らかい雰囲気がすぐにその場の雰囲気を変えた。まるで、回復してからここ数年の間、ジョニが自分のリヴィング・ルームで開いているジョニ・ジャムそのままに、親しい友人たちが集まってパフォーマンスをするような雰囲気だ。大きな笑顔を見せて、突然現れたジョニは、ステージでブランディと並んで座った。すると間もなく、そのニュースが世界中にあっというまに広まった。優しくも情熱的な13曲の楽曲からなるセットリストは、喜びに満ちあふれたシンガロングを巻き起こした“The Circle Game”で幕を閉じ、熱狂に包まれて、ジョニはステージを後にした」
2023年6月10日、ジョニ・ミッチェルはワシントン州のゴージ・アンフィシアターで開催される、一度限りの「ジョニ・ジャム」で、ブランディ・カーライルをスペシャル・ゲストに迎えてヘッドライナーを務める。これは実に20年ぶりのチケット販売による公演で、昨年秋に公演の情報が告知されるやいなや、コンサートは即ソールド・アウトとなっている。
また、ジョニ・ミッチェルは米国議会図書館から「ガーシュウィン賞」を授与され、3月にワシントンD.C.で行われたオールスター・トリビュート・コンサートに出演している。この公演にはジェイムス・テイラー、グラハム・ナッシュ、アニー・レノックス、ハービー・ハンコック、シンディ・ローパー、アンジェリーク・キジョー、レデシー、ダイアナ・クラールや、その他、ブランディ・カーライルを含む、ニューポート・コンサートに参加したアーティストも出演している。