Robbie Robertsonの葬儀にJoni Mitchellらが出席

Robbie Robertson

ジョニ・ミッチェルやレオナルド・ディカプリオはザ・バンドのギタリストでソングライターだったロビー・ロバートソンの葬儀に出席している。

ロビー・ロバートソンの葬儀は彼が長年使っていたロサンゼルスのスタジオ、ザ・ヴィレッジで執り行われ、映画監督のマーティン・スコセッシが弔事を述べ、ジャクソン・ブラウン、シチズン・コープ、アンジェラ・マクラスキーらがパフォーマンスを披露している。

ロビー・ロバートソンは長い闘病の末に8月9日に享年80歳で亡くなっている。

マーティン・スコセッシとロビー・ロバートソンはザ・バンドの伝説的なコンサート映画『ラスト・ワルツ』を製作している時に始めて出会ったという。「結局のところ、あれは二人で妄想を共有するものだったのだと思う」とマーティン・スコセッシは弔事で述べている。「つまり二人の人間が一緒になって、自分たちだけではできなかったことをやってのけたんだ」

当初は1976年に行われたフェアウェル・コンサートを単純に収録するものと計画されたが、マーティン・スコセッシとロビー・ロバートソンは映画に2年間取り組むことになった。「その2年間、ロビー・ロバートソンは家にいて、僕らは非公式な授業を行うことになった。僕にとっては音楽の授業で、彼にとっては映画の授業だった。サミュエル・フラーの映画やピエル・パオロ・パゾリーニの『アッカトーネ』、ルキノ・ヴィスコンティの映画を僕は紹介した。お互いの好きなものを分かち合ったんだ」

ロビー・ロバートソンは『レイジング・ブル』、『カジノ』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、『アイリッシュマン』など、マーティン・スコセッシの監督作品の音楽を多数担当している。マーティン・スコセッシは2006年公開の『ディパーテッド』の時に候補の音楽を入れた4枚のCDをもらったことを振り返っている。1曲目に入っていたのはドロップキック・マーフィーズの“I’m Shipping Up to Boston”で、その曲を繰り返し使うことになったという。

ロビー・ロバートソンは10月に公開された最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』の音楽も担当しており、そのメドレーが葬儀ではマーク・グラハムが指揮するオーケストラによって演奏されている。アンジェラ・マクラスキーは“Whispering Pines”を歌い、ジャクソン・ブラウンはザ・バンドの“Caledonia Mission”をカヴァーし、最後にジャクソン・ブラウン、ジェイソン・イズベル、ブレイク・ミルズ、タル・ウィルケンフェルドによって“The Weight”が演奏されている。

ザ・ヴィレッジ・スタジオのオーナーであるジェフ・グリーンバーグはロビー・ロバートソンがいる間にレコーディングに来たバンドに与えた影響を振り返っている。

「ここに来た誰もがロビー・ロバートソンに挨拶をしたがりました」とジェフ・グリーンバーグは語っている。「『ロビー、誰々が来ているよ。君に会いたがっているんだ』と言っても『ゴメン。忙しいんだ』という感じでした。時々、エルトン・ジョンやレオン・ラッセル、U2のような人々には彼の存在を示すこともあった。信じられないですが、彼はウルフマザーにも挨拶しました。神に額にキスされたようなものです。彼らは今も伸び続けています」

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