オペラの最高傑作「ラ・ボエーム」を大胆なアレンジをもって現代のニューヨークの街を舞台にミュージカルとして描く『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』が、10月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショーします。
名作と呼ばれる映画作品には悲恋ものが多い。
それは誰もが経験したことのある叶わなかった恋の痛みと共鳴して、深く心に響くから。特に、お互いに愛し合っていながらも、悲劇的な運命によって別れを余儀なくされた恋人たちの物語には、どうすることもできない悲しみが横たわり、激しく胸を打たれる。
今回は、そんな永遠の別れが切ない、悲恋映画からおすすめの名作3作品をご紹介します。
『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』 10月6日(金)公開
プッチーニ作曲のオペラ最高傑作「ラ・ボエーム」の設定を現代のニューヨークに置き換えたまったく新しいミュージカル映画。大晦日のニューヨーク。
凍える寒さの屋根裏部屋で、その日暮らしの夢見る4人の芸術家たち。
その中の一人、詩人のロドルフォが部屋に残っていると、隣人のミミが彼の火を借りにやって来て、2人はたちまち恋に落ちる。
同じころ、店で仲間と新年パーティをしていたマルチェッロは、偶然やってきた元恋人ムゼッタと再会。
最初は戸惑いつつも、2人の間にはかつての強い愛が蘇るのだった。運命的な出会いを果たした、ミミは重い病に侵され、ロドルフォはそんな彼女のもとを立ち去っていた。
同じころ、ムゼッタとマルチェッロも嫉妬心から別れを迎えていた。すれ違う2組の恋人たち。
そしてそれぞれ別の道を選んでいくのだが―――。
『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』 2013年公開
ボリス・ヴィアンの名作青春小説「うたかたの日々(日々の泡)」を、ミシェル・ゴンドリー監督が映画化。
莫大な財産を持ち、働かずに自由な日々を過ごしていた青年コランは、無垢な魂を持つ女性クロエと出会い恋に落ちる。
友人たちに祝福され盛大な結婚式を挙げた二人は愛に満ちた幸せな日々を送っていたが、ある日、クロエは肺に睡蓮が芽吹くという不思議な病に侵されてしまう。
高額な治療費のために働き始めたコランの人生は次第に狂い始め、クロエは日に日に衰弱していくー。
幻想的な映像で描かれた儚いラブストーリー。
『タイタニック』 1997年公開
豪華客船タイタニック号の沈没事故を題材に、若いカップルの運命的な出会いと別れを描いたスペクタクル超大作。
日本国内でも大ヒットし、国内の洋画興収1位を記録。処女航海に出ようとする豪華客船タイタニック号に、賭けに勝ちチケットを手に入れた画家志望の青年ジャックは、新天地アメリカを目指して3等に乗り込んだ。
一方、上流階級の娘ローズは、母親が強引に決めた大資本家キャルとの婚約に抵抗するため、船の舳先から海に身を投げようとする。
それをジャックが助け二人は運命的に出会う。身分の違いを乗り越え激しい恋に落ちていくが、キャルによってジャックは泥棒の濡れ衣を着せられ、船室に閉じ込められてしまう。
深夜、船は氷山にぶつかり、やがて沈没が始まっていく…。
ローズは必死にジャックを救出しようと試みるー。
ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌
監督:レイン・レトマー 作曲:ジャコモ・プッチーニ/音楽監督:ショーン・ケリー 製作:モアザンミュージカル(長谷川留美子)
出演:ビジョー・チャン、シャン・ズウェン、ラリサ・マルティネス、ルイス・アレハンドロ・オロスコ、井上秀則、アンソニー・ロス・コスタンツォ、イ・ヤン
2022 年/香港・アメリカ/スコープサイズ/96 分/カラー/伊語/5.1ch/
原題『La bohème: A New York Love Song』/日本語字幕翻訳:古田由紀子/
配給:フラニー&Co. シネメディア リュミエール/映倫区分 G/
公式サイト:la-boheme.jp
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