デヴィッド・ボウイは1972年発表のアルバム『ジギー・スターダスト』期の音源を収録した5枚組CDとBlu-rayの6枚組ボックスセット『ロックンロール・スター!』の日本盤が6月26日にリリースされることが決定している。
このボックスセットは輸入盤で6月14日にリリースされる。
『ロックンロール・スター!』には初期のソングライティング時のデモ音源や当時デヴィッド・ボウイが在籍していたバンド、アーノルド・コーンズの音源、当時住んでいたハドン・ホールでのリハーサル音源といった貴重な音源に加え、BBCでのセッション音源やシングル・エディット、ライヴ・パフォーマンスといった音源、そしてオリジナル・アルバムでプロデュースを担当していたケン・スコットが新たにミックスを施したオリジナル・アルバム・レコーディング・セッション時のアウトテイクや別ヴァージョン音源など、29曲の未発表音源を含む楽曲が収録される。
多数の未発表音源には“Lady Stardust”の別ヴァージョン音源や隠れた名曲“Shadow Man”の未発表ヴァージョン、そしてザ・フーの“I Can’t Explain”のアップテンポ・テイクなども含まれる。“I Can’t Explain”のカヴァーはその後テンポを遅くしたヴァージョンが『ピンナップス』に収録されている。
音源のみを収録したBlu-rayディスクには、オリジナルの『ZIGGY STARDUST』アルバムの2012年リマスター音源を96kHz/24bit PCMステレオで収録しているほか、2003年のミックスをDTS-HD Master Audio 5.1音源や、シングルやアウトテイク、オルタナティヴ・ヴァージョン楽曲の96kHz/24bit PCMステレオ音源などが収録される。
『ロックンロール・スター!』には2冊のブックレットも同梱される。一つ目は、詳細なライナーノーツや貴重なメモラビリア、当時のレビューや雑誌の記事、最新のプロダクション・メモ、さらにケン・スコットやマーク・カー・プリチェット、そして同時ボウイの熱心な支持者だったアニャ・ウィルソンの最新インタビューに加え、バリー・ウェンツェルやマイケル・プットランド、ミック・ロックや鋤田正義、アレック・バーンによる写真の数々を掲載した112ページにも及ぶ豪華ハードカバー・ブックとなる。そしてもう一つは、ジギー・スターダスト期のデヴィッド・ボウイが書き残していたアイデアやイメージの断片などを記した直筆のノートを復刻した36ページのブックレットとなる。
なお、『ロックンロール・スター!』のDisc 5に収録されているオルタネイト・テイクやミックス音源のみをまとめた1枚のアナログ盤もボックスセットと同時発売されることが決定している。