デヴィッド・ボウイは遺産管理団体が承認したデジタル・アート・プロジェクトが開始されることが明らかになっている。
このプロジェクトはデヴィッド・ボウイの遺産管理団体、NFTマーケットプレイスのオープンシー、アンドリュー・D・ケラーとホアキン・アクリッチによるウェブ3企業のウィ・ラヴ・ジ・アーツが提携したものとなっている。
オープンシーで9月13日に立ち上げられる「ボウイ・オン・ザ・ブロックチェーン」は9組のNFTアーティストの作品をまとめた「史上初の複数アーティストによるNFT販売」と銘打たれている。
プッシー・ライオットのナディア・トロコンニコワも含むアーティストたちはプレス・リリースによれば、「アーティストとしても人間としてもアイデンティティに与えた影響とデヴィッド・ボウイに捧げるオマージュを示す独自の作品」を制作したという。
ナディア・トロコンニコワは「ボウイ・オン・ザ・ブロックチェーン」について次のように述べている。「私にとってデヴィッド・ボウイはアーティストとしての観念的な理想像であり、カリスマティックで、情熱的で、人を惹き付ける魅力がありました。彼は利益よりもアート、好奇心、転覆を優先するマジシャンにしてミューズでした。畏敬の念を抱いていますし、これからもそうでしょう。デヴィッド・ボウイは私にとって父なのです」
売上からの収益の100%はデヴィッド・ボウイの妻だったイマン・アブドゥルマジドがグローバル大使を務める人道支援団体のCAREに寄付される。
デヴィッド・ボウイはロンドン北部にあるカムデン・ミュージック・ウォーク・オブ・フェイムに名前が刻まれることが決定している。
「デヴィッド・ボウイは世界で最も影響力を誇る1人であり、遅かれ早かれミュージック・ウォーク・オブ・フェイムに彼を迎えなければならないでしょう」とミュージック・ウォーク・オブ・フェイムの創始者であるリー・ベネットは述べている。「私たちの目的はUKや世界における音楽界の人物にとって最高の名誉となることであり、デヴィッド・ボウイの石碑を公開することはそうした栄誉をもたらしてくれるでしょう。私たちは今後に向けた壮大な企画がありますが、今は音楽界最高の人物の1人を讃えましょう」