The Beatles、シルク・ドゥ・ソレイユによる『LOVE』が18年に及ぶ上演を経て閉幕

The Beatles

ザ・ビートルズはシルク・ドゥ・ソレイユによる『LOVE』が18年間に及ぶ上演を経て、現地時間7月7日にラスベガスで閉幕している。

2000年にジョージ・ハリスンによって考案されたこのシアトリカル・パフォーマンスはポール・マッカートニー、リンゴ・スター、オリヴィア・ハリスン、オノ・ヨーコの協力によって、2006年6月30日にラスベガスのザ・ミラージュで初演されている。

公演は特注の「円形劇場におけるテクノロジーを使ったサイケデリックなスペクタクル」による「他感覚のジャーニー」と評されており、新型コロナウイルスのロックダウンによる中断はあったものの、2021年8月に再開されていた。

「『ザ・ビートルズ:LOVE』が最後の幕を下ろしました」とシルク・ドゥ・ソレイユは声明で述べている。「世界各国の1180万人以上の観客を集めた傑作はシルク・ドゥ・ソレイユの歴史においても最も刺激的でカラフルなパフォーマンスの一つとして永遠に称えられることでしょう」

130曲のザ・ビートルズの音源を使ったサウンドトラックについてジャイルズ・マーティンは2017年に次のように振り返っている。「『LOVE』は常に自分なんか辞めさせられるだろうなと考えていたプロジェクトでした。ジョージ・マーティンの息子がアビイ・ロードに踏み入れて、ザ・ビートルズの手つかずのテープに触れて、ラスベガスでのショウのためにそれを切り刻むなんてバカげた考えでした。ありえないことだったのです」

シルク・ドゥ・ソレイユについてジャイルズ・マーティンは次のように続けている。「彼らはアーティスト人生を刷新してくれる素晴らしいものを作ってくれました。何事も不可能だとは考えなかったのです。最近の音楽界というのは少し厳格で、ルールを破るのが難しいのですが、シルク・ドゥ・ソレイユの場合、おかしなアイディアでも挑戦してくれるのです」

関連NEWS

  1. John Lennon

    John Lennon、未発表曲をデンマークで録音した音源がオークションに出品されることに

  2. The Beatles

    The Beatles、監督が『ゲット・バック』について「52年前の映像だとは思わないはず」と語る

  3. Paul McCartney

    Paul McCartney、『エジプト・ステーション』限定トラベラーズ盤の日本盤の予約がスタート

  4. The Beatles

    The Beatles、映画『Meeting The Beatles in India』より新場面写真が公開

  5. The Beatles

    The Beatles、偽のマーチャンダイズをめぐって裁判で84億円の賠償金が払われる判決

  6. John Lennon

    John Lennon、『ジョンの魂』の再発より「Isolation」の新たなMV公開

  7. The Beatles

    The Beatles、1964年の初渡米を追ったドキュメンタリーについてDavid Tedeschi監督が語る

  8. ポール・マッカートニー、昨日の名古屋公演からの映像が公式YouTubeで公開

  9. Paul McCartney

    Paul McCartney、最新作より「When Winter Comes」のMV公開

  10. The Beatles

    The Beatles、新曲「Now And Then」が全米チャート7位に。様々な記録も樹立・更新

  11. DOUBLE FANTASY -John & Yoko

    John LennonとYoko Ono、1展覧会「Double Fantasy」で1971年のインタヴュー音源が販売されることに

  12. THE CAVERN CLUB

    The Beatlesの出演で知られるThe CAVERN CLUB、閉店の可能性があると報じられる

  13. The Beatles

    The Beatles、「Here, There and Everywhere」の新たなMV公開

  14. Paul McCartney

    Paul McCartney、「カープール・カラオケ」への出演に不安を感じていたことが明らかに

  15. Paul McCartney

    Paul McCartney、ラスベガスでの連続公演を断っている理由を語る