ノエル・ギャラガーはオアシスのデビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』についてファンからの質問に答えた動画が公開されている。
オアシスの公式YouTubeチャンネルで公開されたこの動画はノエル・ギャラガーが公式サイトに寄せられたファンからの質問に答えるものとなっている。話題はモノウ・ヴァレー・スタジオでのセッション、オアシスのサウンドにおけるアイルランドの影響、アルバムがもしも2024年に出ていたら……といったものに及んでいる。
アルバムの中で時間の経過とともに見方が変わった曲はあるかと訊かれたノエル・ギャラガーは、ここ数年で“Supersonic”のことは「より好きになった」と語っている。「ずっと好きだったんだけどね」と言いつつ、ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「でも、いざとなったらオアシスの曲の中で一番好きなのはこの曲かもしれないと思う。あとは“Some Might Say”だね」
ノエル・ギャラガーはアルバムで「飽きてしまった」曲はないということで、“Shakermaker”は「最も投げやりな曲」だとしつつも今も好きだと語っている。
『ディフィニトリー・メイビー』を最初に聴いた人は?という質問にはバンドメンバーであるとして、制作過程についてノエル・ギャラガーは次のように説明している。「例えば、“Live Forever”はマンチェスターのインディア・ハウスで数日で書いて、リハーサルに行って、それぞれのメンバーに『お前はこれを、お前はあっちを弾いてくれ』と言って、歌ってみただけのことだった」
世代を超えたファンの代表格と言える6歳のハリスンはノエル・ギャラガーに30歳の誕生日をどうやって祝ったかと尋ねている。「パーティーをやった。巨大なパーティーだった。でも、しばらくしたら、とんでもないことになったんだ」とノエル・ギャラガーは答えて、次のように冗談を飛ばしている。「悪口を言いまくってもいいんだけど、申し訳ないが、数人が亡くなるのを待ってからにしたいね」
オアシスはデビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』30周年記念盤が8月30日にリリースされている。30周年記念デラックス・エディションにはノエル・ギャラガーとカラム・マリーニョが初めてミックスを手がけた、モノウ・ヴァレー・スタジオでの幻のオリジナル・レコーディング・セッションからの楽曲のほか、コーンウォールのソーミルズ・スタジオで録音された同アルバムからのアウトテイクが収録されている。
オアシスはソーシャル・メディアでの予告を経て、再結成公演を行うことを正式に発表している。オアシスは「オアシス・ライヴ25」と銘打って、リアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーが16年ぶりに共演する形で追加公演を含め17公演を行うことを発表している。UK&アイルランド公演のすべてのチケットは完売している。
来年7月から始まるUK&アイルランド・ツアーはカーディフのプリンシパリー・スタジアム、マンチェスターのヒートン・パーク、ロンドンのウェンブリー・スタジアム、エジンバラのスコティッシュ・ガス・マレー・フィールド・スタジアム、ダブリンのクローク・パークで開催される。