ブラーのグレアム・コクソンはオアシスの再結成について言及して、「彼らにとってもよかったし、ファンにとってもよかった」と語っている。
グレアム・コクソンはオアシスとはかねてからの因縁があり、1990年代のブリットポップ全盛期にはライバルとして真っ向から対立してきた。
今年8月、リアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーはその対立に終止符を打って、2025年にUK&アイルランド公演をはじめとしたオアシスの再結成公演を行うことを発表している。再結成公演は北米とメキシコ、オーストラリアでも行われることが現時点で発表されている。
今回、『ザ・サン』紙のインタヴューでグレアム・コクソンは再結成について前向きな見解を明かし、「彼らにとってもよかったし、ファンにとってもよかったよね。僕も『とにかくやってみればいい』と言ってきたからね」と語っている。
ノエル・ギャラガーに再結成をするように声をかけたかと訊かれると、グレアム・コクソンは次のように続けている。「まったくしてないよ。この件については話をしていないし、自分には関係のないことだからね。そんなことを言えるほど、知っているわけでもないしね」
「でも、ちゃんとした再結成になってほしいね。解散して、そういう機会がないバンドもいるからね」
グレアム・コクソンはローズ・エリナー・ドゥーガルとのザ・ウェイヴのセカンド・アルバム『シティ・ライツ』が9月20日にリリースされている。グレアム・コクソンは『NME』のインタヴューで子育ての早い段階で経験した睡眠不足に影響されたものだと語っている。
「何が何でも守らなければならない美しい小さな存在をこの世界に生まれると、世界の恐ろしさをより実感するようになるんだ」とグレアム・コクソンは説明している。「幼い希望の象徴を膝の上に置きながら、人の死や殺戮のニュースを見ていると、違った意味で迫るものがある。それがこのアルバムの歌詞には大きく影響を与えているんだ」
オアシスとブラーについてはライバル関係を描いた舞台がロンドンのウェスト・エンドで上演されることが決定している。
『ザ・バトル』と題されたこの舞台は現在制作中で、2025年にロンドンで上演される予定となっている。
物語は90年代を通じて、それぞれが頭角を現して、UK音楽シーンを席巻していったオアシスとブラーのライバル関係を描いたもので、ブラーの“Country House”とオアシスの“Roll With It”がチャート争いをして、ファンが真っ向から対立することになった1995年夏が中心となるという。
舞台『ザ・バトル』は元インディ・ミュージシャンで、A&Rとして活動するジョン・ニーヴンが脚本を担当しており、『ゴースト・ストーリーズ』、『ザ・ガール・オン・ザ・トレイン』、『ライフ・オブ・パイ』を手掛けたサイモン・フレンドがプロデュースしている。