Neil Young、The Cureの影響を受けてプラチナム・チケットの扱いを止めることに

Neil Young

ニール・ヤングはザ・キュアーのロバート・スミスから影響を受けて今後のツアーではプラチナム・チケットを採用しないことを表明している。

プラチナム・チケットはチケットマスターといったチケット業者が採用しており、転売業者が二次市場で高く転売するのを阻止するための試みとなっている。

ザ・キュアーのロバート・スミスは昨年『ザ・タイムズ』紙のインタヴューでプラチナム・チケットやダイナミック・プライシングの仕組みは「強欲による」「詐欺」だと考えていると語っている。

「『こんなにも稼ぐ必要はない』と思ったんだ」とロバート・スミスは語っている。「マーケットが許すからって高い料金を取りたくはない。チケット代を抑えれば、ビールやマーチャンダイズを買ってくれる。信頼が生まれれば、次のライヴも来てくれる。そうすれば、自然発生的ないい雰囲気が生まれる。もっと多くの人がそうしないのが理解できないんだ」

今回、ニール・ヤングは自身のサイトでロバート・スミスの発言に言及しながら、プラチナム・チケットは「よくないもの」であり、ファンからお金を取りすぎていると述べている。

「私のマネージメントとエージェントはツアーについていつも事前策を講じて、できるだけいい契約にしようとしてくれました。チケットを購入して多額の利益で転売する人たちから私やファンを守ろうとしてくれていました」

「チケットマスターによる高額のプラチナム・チケットは転売屋が転売のためにチケットを買う分野に導入されることになった。そのお金は私のところに来ることになったが、正しいことだとは思えなかった。もうすぐ、私のライヴではプラチナム・チケットは取り扱われなくなる」

「この問題をみんなに解決してもらうことにした」とニール・ヤングは続けている。「チケットが発売されたら積極的に買いに行くか、二次市場でより高いチケットを買うかだ」

UKでは昨年の夏にオアシスの再結成公演のチケットにダイナミック・プライシングが適用されて問題になったことを受けて、ダイナミック・プライシングの問題の解決に乗り出している。

ニール・ヤングはザ・クローム・ハーツと共に今夏に「ラヴ・アース」と題したツアーを行うことが決定している。ニール・ヤングはツアーの一環でグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めることが決定しているほか、ロンドンのハイド・パークで公演を行うことも決定している。

ニール・ヤングはザ・クローム・ハーツとの最初の楽曲“big change”がミュージック・ビデオと共に公開されている。ザ・クローム・ハーツはギターにミカ・ネルソン、ベースにコリー・マコーミック、ドラムにアンソニー・ロガーフォ、オルガンにスプーナー・オールダムという布陣となっている。

ニール・ヤングは2023年に行ったツアーを妻のダリル・ハンナが撮影したドキュメンタリー『コースタル』が8月17日にアメリカで劇場公開されることも決定している。

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