2025年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストは436票でオーストリア代表のJJが優勝したことが明らかになっている。
オーストリア代表が優勝するのは1966年と2014年に続いて3度目で、前回の48年ぶりの優勝は最長期間となっていた。
本名をヨハネス・ピーチという24歳のJJはクラシックのオペラの要素を取り入れたポップ・ソング“Wasted Love”で優勝している。2025年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストはスイスのバーゼルで開催されている。
ヨハネス・ピーチは優勝スピーチで観客に「愛は世界でも最も強力な力だ。愛をもっと広げていこう」と語っている。その後、JJはアンコールのパフォーマンスとして“Wasted Love”を披露している。
JJは“New Day Will Rise”で審査員からは60票しか得られなかったものの、一般投票で297票を獲得したイスラエル代表のユヴァル・ラファエルを破って、優勝している。
事前のブックメイカーによるオッズではオーストリア代表のJJは21%を獲得して、2位となっていた。スウェーデン代表のKAJがオッズではトップだったが、最終的な結果は321票を獲得して、4位に終わっている。
今年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストについては70人以上の過去の参加者がイスラエル代表の出演中止を求める公開書簡に署名を行っている。公開書簡では2024年大会にイスラエル代表が参加したことで、「大会史上最も政治的で、混沌としていて、不愉快な大会」になったと述べられていた。
UK代表のリメンバー・マンデーはクイーンの“Bohemian Rhapsody”に大きな影響を受けた“What the Hell Just Happened?”を披露したが、最終的に19位で終わっている。