メタリカは1991年発表の通算5作目のアルバム『メタリカ』こと、通称『ブラック・アルバム』が全米レコード協会によって20xマルチ・プラチナ・ディスクに認定されたことが明らかになっている。
これはアメリカ国内でのアルバム・セールスが2000万枚を突破したことを意味している。合わせて、1986年発表の通算3作目のアルバム『メタル・マスター』も全米レコード協会によって8xマルチ・プラチナ・ディスクに認定されている。
昨年、メタリカは通称『ブラック・アルバム』が全米アルバム・チャートに750週ランクインしたことが明らかになっている。
1991年にリリースされたアルバムはその後、散発的に累計14年以上にわたってチャートインしている。
この記録を達成したアルバムはわずか4枚だけで、『メタリカ』を上回るのはピンク・フロイドの『狂気』による990週、ボブ・マーリーの『レジェンド』による843週、ジャーニーの『グレイテスト・ヒッツ』による813週という3枚のみとなっている。
アルバム『メタリカ』からは“Enter Sandman”、“The Unforgiven”、“Nothing Else Matters”、“Wherever I May Roam”、“Sad But True”という5曲がシングルカットされている。
アルバムの30周年を記念して、2021年には53曲のカヴァー・トラックを収録した『メタリカ・ブラックリスト』がリリースされており、アレッシア・カーラ、ロイヤル・ブラッド、ゴースト、リナ・サワヤマ、マイリー・サイラス、サム・フェンダー、セイント・ヴィンセント、コリィ・テイラー、フィービー・ブリジャーズ、アイドルズ、カマシ・ワシントンら、幅広いアーティストが参加している。
先日、メタリカは現在行っている「M72」ツアーにおいてUK&ヨーロッパで行う2026年の新たな日程を発表している。来年5月、メタリカはアテネ、ブカレスト、ホジュフ、フランクフルト、チューリッヒ、ベルリン、ボローニャ、ブダペストのスタジアムで公演を行い、6月にはダブリン、グラスゴー、カーディフで公演を行い、ロンドン・スタジアムでは2公演が行われる。