セイバーズ・オブ・パラダイスは90年代のアルバム2作品を8月1日にリイシューすることが決定している。
リイシューされるのは『セイバーソニック』、『ホーンテッド・ダンスホール』の2作品で、いずれもオリジナル・テープからのリマスタリングが施され、オリジナル発売以来初となるCD/LPフォーマットでのリイシューとなるという。
“Smokebelch II (Beatless Mix)”、“Theme”は初のLP収録となっており、CD/LPは帯付き仕様で発売され、Tシャツセットの発売も予定されている。
今回の再発は、現存メンバーのジャグズ・クーナーとゲイリー・バーンズの全面協力のもと、故アンドリュー・ウェザオールの遺族との連携により行われた。リマスターはマット・コルトンが手がけており、発売に先駆け、各ストリーミングサービスでは本日よりリマスター音源の配信が開始されている。
「未練があるというより、新しい目的がある」とジャグズ・クーナーとゲイリー・バーンズは語っている。「セイバーズ・オブ・パラダイスは、1995年5月の東京・リキッドルームでの最終公演をもって、あるべきときに終わった。だが、今やるべきことがある」
「アルバムを再紹介したいし、できればフェスティバルのような場で若い世代にアンドリューのレガシーをさらに定着させたい」とジャグズ・クーナーは続けている。「彼らにセイバーズ・オブ・パラダイスの真価を体験してもらいたい。そして、僕たちが30年前に作った音楽に、新たなファンを惹きつけられたらいいと思っている。彼らの多くは当時まだ生まれてすらいなかったかもしれないけどね」
ジャグズ・クーナーとゲイリー・バーンズはかつてのバンドメイトであるリッチ・セア、ニック・アブネット、フィル・モスマンを再集結させて、セイバーズ・オブ・パラダイスとしての世界ツアーを展開するという。
「今こそ、振り返るべきタイミングだった」とジャグズ・クーナーは語っている。「あの瞬間は、自分たちだけじゃなく、多くの人々にとって重要な時間だった。これらのアルバムは、今なお色褪せない。多くの人に、ライブでその音を体感してもらいたい。アンドリューがステージに立つことはないけれど、きっと袖の陰から、うなずいてくれていると信じている」