グレタ・トゥーンベリはパレスチナを支持することを表明して、フォンテインズD.C.が製作したサッカー・ユニフォームを着用している。
グレタ・トゥーンベリは「フリーダム・フローティラ」という活動を広めるための動画でフォンテインズD.C.のユニフォームを着用している。「フリーダム・フローティラ」はグレタ・トゥーンベリと11人の活動家が「イスラエルの封鎖を破って」物資を届ける試みとなっている。
フリーダム・フローティラ連合が操縦するマドリーンという船はイタリア南部のカターニアを現地時間6月1日に出発して、ガザ地区の海岸に到着して、食料と医療物資を届けることを目的としている。この活動はイスラエルとの紛争で起きている人道危機に「国際的注目」を集めることも目的としている。
出発後、グレタ・トゥーンベリはソーシャル・メディアに動画を投稿しており、パレスチナの人々への寄付を募るために製作されたフォンテインズD.C.のユニフォームを着用している。
「私たちは再びガザへ向かって航海し、食料や医療物資を届けるためにイスラエルの封鎖を破って、人道的な通路を開く試みを行います」とグレタ・トゥーンベリは動画で語っている。
「前回この試みをした時は約1ヶ月前になりますが、乗船しようとしていたコンシェンスという船が2度爆撃され、すべての証拠がイスラエルの仕業であることを示しています。なので、今回はシシリア島外のカターニアから再びミッションを行おうと思っています」
“We are watching a systematic starvation of 2 million people. A live-streamed genocide and the world's silence is deadly. That is why we have to keep trying everything we can, even if the odds are against us.”
Zeteo contributor @GretaThunberg shares moments from the Madleen. pic.twitter.com/uaSCzf8Alt
— Zeteo (@zeteo_news) May 31, 2025
「200万人の人々が組織的な飢餓に直面しています。生中継されているジェノサイドと世界の沈黙はひどいものです。私たちがあらゆる手段を尽くし続けていかなければならないのはだからです。たとえ状況が不利であっても、イスラエルの残虐行為と戦争犯罪に反対するためにあらゆるできることをやっていきます。そして、パレスチナの人々への連帯を示して支援していきます」
「目を離さないでください。通りを埋め尽くし、ボイコットを組織し、パレスチナのためにできる限りのことをしてください」
フォンテインズD.C.のユニフォームはダブリンのボヘミアンFCとのコラボレーションで製作されたものとなっている。パレスチナの国旗とアイルランド語で「フリー・パレスチナ」を意味する「Saoirse don Phalaistín」と書かれたユニフォームの収益は「メディカル・エイド・フォー・パレスチナ」に寄付される。
フォンテインズD.C.はこのユニフォームのほか、TikTokで話題の音楽クイズで2000ドル以上の賞金を獲得して、それをパレスチナのチャリティに寄付しており、マッシヴ・アタックやヤング・ファーザーズとともに国境なき医師団を支援する12インチの限定チャリティ・シングルをリリースしている。
その際にフォンテインズD.C.は次のように述べている。「フォンテインズD.C.は世界中の何百万人もの人々と共に、即時停戦とイスラエルによる残忍なパレスチナ占領の恒久的な終結を求めています」
「10月以降、イスラエル軍の無差別攻撃によって負傷した何千人もの人々を救うために、すべての人々がイスラエル軍の標的となるガザで国境なき医師団は命をかけて活動しています。今、私たちにできることはまったくないと感じていますが、このレコードでガザで活動する国境なき医師団にどうしても必要な資金を集めることで少しでも貢献できればと思います。今すぐ停戦してください。パレスチナに自由を」